長年の経験が支える動物医療の価値|エキゾチックアニマルにも対応する獣医師の診療とは
ある高級レストランでのこと。
ウェイターが、食事を終えた著名な画家パブロ・ピカソに声をかけました。

「ピカソさん、ナプキンに簡単なスケッチを描いていただけませんか?ぜひ、記念にしたいんです。」
ピカソはにっこり笑い、ナプキンにサラサラと鉛筆を走らせました。わずか30秒ほどで、見事な絵が完成します。
「どうぞ。」
そう言ってピカソがナプキンを差し出しながら言いました。
「お代は1万ドルです。」
ウェイターは驚きました。
「えっ、たった30秒で描いた絵が1万ドルですか?」
ピカソは穏やかに首を振り、こう答えたのです。
「30秒じゃない。40年と30秒だ。」
このエピソードは、技術や知識が一朝一夕で身につくものではなく、長年の努力と経験の積み重ねによって生み出される価値を象徴しています。
実は、私もこの話を聞いたとき、自分の獣医師としての道のりと重ねずにはいられませんでした。
私は1989年に北里大学を卒業し、獣医師の資格を取得しました。その後、研修医として学び続け、2001年に自分の動物病院を開業することができました。
開業当初は、診察や手術にかかる時間を気にしていました。経験を徐々に積んでいくと、手際よく診療を終えると、「もう終わったの?」と驚かれることもありました。しかし、それは決して“早い”のではなく、数十年にわたる知識と技術の蓄積によるものなのです。
例えば、小さなエキゾチックアニマルの診察。初期研修医のころは、まだよく分かっていないことが多く、一つの病気を診断するのに何十分もかかっていました。しかし、今では沢山の研究により、データが蓄積され、出版される専門書や論文が増え、自分自身も経験値があがり、短時間で適切な診断ができるようになりました。
一見すると「すぐ終わった」ように見える診療も、実は何十年もの積み重ねがあってこそ。
ピカソの言葉を借りるなら、私の診療は「30秒じゃない、40年と30秒」なのです。

長年の経験があるからこそ、動物たちの病気を見抜き、適切な治療を提供することができる。
これこそが、私が大切にしている“技術の価値”なのです。
あなたがペットを連れて動物病院を訪れたとき、もし「こんなに早く終わるの?」と思ったら、それはその獣医師が長年培ってきた知識と経験のおかげかもしれません。
ピカソが一枚のスケッチに込めた40年の重みと同じように、私も、そして全国の獣医師たちも、動物たちの命を守るために積み重ねてきた時間を大切にしているのです。
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