こんにちは、アロハオハナ動物病院かもがわ公園小動物クリニックの院長です。
フクロモモンガの健康は尿検査で守る!早期発見が鍵!
フクロモモンガ獣医師からのお願いです!
フクロモモンガの健康管理において、尿検査は非常に重要です。尿検査は、獣医師がフクロモモンガの健康状態を評価し、潜在的な病気や健康問題を早期に発見するために不可欠です。
一般的な病気として、フクロモモンガがかかりやすい疾患には尿路感染症、糖尿病、腎臓疾患などがあります。これらの病気は早期に発見されないと、重篤な状態に進展することがあります。
尿検査を通じて獲得できる情報
- 尿の色と透明度: 健康なフクロモモンガの尿は通常、淡い黄色で透明です。色や透明度の変化は、水分摂取や健康状態の指標となります。
- 尿の濃度: 尿の濃度は腎臓の機能を示すものであり、腎臓疾患の早期発見に役立ちます。
- 尿中の糖やタンパク質の検査: 糖尿病や腎臓の問題がある場合、尿中に異常な糖やタンパク質が検出される可能性があります。
- 細菌や炎症の検査: 尿中に異常な細菌や炎症があると、尿路感染症の兆候となります。
尿検査は通常、フクロモモンガの健康診断や年次検診の一環として行なわれます。獣医師が定期的に尿検査を行うことで、早期に潜在的な健康問題を発見し、適切な治療や管理を行なうことができます。
サイズが小さいので、なかなか血液検査ができないので、より尿検査のウエイトが大きくなります。
フクロモモンガの採尿方法について
さて、ではどうやって尿を採ったらよいでしょうか?通常は、尿は床に落ちて、床材に滲み込んでしまいます。
上記の状態ですと、尿をしていることは分かりますが、量や色や濁り具合は判別できません。
さらに、ご自宅のケージ内で過ごしてもらっている状態で観察していただきたいことは下記の4点です。これらは、尿をもってきていただいただけでは分かりませんので、必ず、記録してください。
・排尿姿勢
・排尿頻度:1日何回
・1回の排尿量:何ccくらい、ペットシーツに滲み込むと直径何cmくらい
・尿の臭い
尿を採っていただくことを、採尿といいます。
上記の写真のように、ケース内に何も敷かずに、しばらく過ごさせてください。
時々、観察して排尿がないかチェックしてください。尿があれば、踏まれて汚れる前に採尿してください。事前にお願いする場合には注射器やスポイドなどをお渡ししていますが、なければ、下記のようなお弁当に入っているような醤油さしでも代用できます。
飼い主さまには、フクロモモンガの健康を守るために定期的な健康チェックと尿検査が重要であることを理解していただきたいです。また、普段からフクロモモンガの行動や食欲、さらに排泄中の様子・頻度にも注意を払い、異変があれば早めにご相談いただくことが大切です。
フクロモモンガ獣医師のいる動物病院は、かもがわ公園小動物クリニックです。
愛知のヘソ豊田市周辺の岡崎市、日進市、安城・刈谷市にお住いのフクロモモンガの飼い主さまへ、
当院の獣医師はエキゾチックペット、猫、小型犬などの広範な動物種に対する専門的な知識と豊富な経験を有しております。どんなペットにも信頼できるケアを提供いたします。
つまり、あらゆるペットに対応する総合的な診療を行なうことができます。
どんなお悩みもお気軽にご相談ください。多岐にわたるペットの医療に精通した獣医師が、どのペットにも最適な治療を提供いたします。注文は多いけど日本一面倒をよく見てくれる動物病院を目指しています。
かもがわ公園小動物クリニックは愛知県豊田市役所高橋出張所前のかもがわ公園の近くにございます。
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