ペットと女性の肺がん死亡率に意外な関連性

猫を可愛がる女性について

ネコや鳥の飼育が肺がんリスクを高める可能性

米国の研究によると、ペット、とくにネコや鳥を飼うことが、女性における肺がん死亡率の上昇と関連があるとの報告を見ました。1988~1994年の調査に基づき、19歳以上の1万3,725人を対象に2010年末まで追跡した結果、ペットを飼っている女性の肺がん死亡率は、飼っていない女性に比べて2.31倍と高く、とくにネコを飼う女性では2.85倍ということですということです。喫煙やアトピー性疾患などの要因を調整しても、この関連性は有意で、ペット所有の影響が確認されたとのこと。一方、男性ではペットの有無や種類による有意な差はみられなかったようです。この結果は、ペットが女性の肺がんリスクに影響を与える可能性を示唆しています。追試が行われたり、早く理由が解明されたりすることを期待します。

関連記事

  1. ウンピョウの昼寝について

    睡眠不足と自動車事故

  2. 豆腐を食べているハムスターのイラスト

    大豆食品摂取量と膵がんリスクの関連に関する長期追跡研究

  3. コロナウイルスについて

    COVID-19ワクチン、同側接種が免疫応答向上

  4. 肺炎球菌とエキゾチックペットについて

    肺炎球菌とエキゾチックペット、そして子どもたち

  5. 動物病院を寄生虫駆除目的で受診した子猫

    猫ちゃんの寄生虫対策はこれ!

  6. 猫免疫不全症候群ウイルス陽性ネコちゃんとの暮らしについて

    エイズ陽性ネコちゃんとの暮らし

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。