マダニは種類によっては年間を通して活動していますので、周年予防をお勧めしています。
この写真は血液をいっぱい吸った(飽血といいます)状態のマダニです。
SFTSによる重大なリスク:マダニ感染症から家族を守るための対策の必要性
重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome: SFTS)という病気で死者が出たという報道がときどきありますね。
・SFTSは動物由来感染症
・4類感染症
・日本初の出血熱
・人の致死率27%(2020年)
・死亡年齢中央値75歳
・50歳未満の死亡例なし
国立感染症研究所の発表のサイトをご覧ください。
人の患者さんでは初春から徐々に増え5月にピークを迎えるようです。
中でも印象的なのは、2018年10月の感染例です。SFTS発症猫ちゃんから飼い主さまが感染発症し、亡くなってしまったことですね。獣医師は病院でそれなりの防御体制と知識で臨んでいますが、一緒に暮らしている飼い主さまがそうとは知らずに接しているのとは大きく違いますよね。
猫の患者さんでは2~6月が多いようです。
冬はフィラリア対策が緩まる季節ですが、マダニについては、しっかりした対策の継続が必要ですね。
マダニが媒介する病気から大切な家族を守るためにも、今すぐ周年予防をしてあげましょう。
厚労省のサイトが参考になります。
こんな強烈なポスターもあります。
ノミとマダニ対策の重要性:ワンちゃん猫ちゃんの健康を守るための効果的な駆除法と注意点
人はダニ対策をして、ワンちゃん猫ちゃんは、駆除薬を定期投与して、恐ろしい伝染病に備えましょう。
NHKでこんな取り組みもしているようです。受信料をお支払いの方はぜひご覧になってみてください。
また、梅雨時には気温、湿度ともに高く、ノミの繁殖のピークがあります。ホームセンターなどで売っている市販品(OTC商品)は、効果が不十分なことが多いので、当院で処方する動物用医薬品製品をお使いください。いったん、ノミがついてしまった場合は、少なくとも3カ月間は連続での投与が必要だと考えています。
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当院の獣医師はエキゾチックペット、猫、小型犬などの広範な動物種に対する専門的な知識と豊富な経験を有しております。どんなペットにも信頼できるケアを提供いたします。
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