重大かつネガティブなライフイベントはストレスだけでなく、脳の老化も加速させる可能性があることが明らかになりました。
ある研究では、家族や友人の死、離婚、経済的問題などの経験が脳の老化を早めることが示されました。

この研究では、生活習慣や社会経済的状況も考慮され、脳年齢の推定が行われました。
結果として、重大かつネガティブなライフイベントを経験するごとに、脳の老化が4カ月早まるということが分かりました。
この研究は因果関係を証明するものではありませんが、ストレスがテロメアの短縮を加速させ、炎症を引き起こす可能性が指摘されています。テロメアは染色体を保護する役割を果たし、加齢に伴い短くなるもの。

また、個人の回復力(レジリエンス)を強化することで、ストレスに前向きに対処できる可能性があり、治療的介入のヒントとなるとされています。
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