寝る前に子どもに本を読み聞かせることは、子どもの言語や脳の発達を促すだけでなく、親と子ども双方の社会的なスキルや行動スキルにもよい影響を与えることが、香港大学社会福祉・社会行政学の研究者により明らかにされました。
これまでの研究で、親が子どもに本を読み聞かせることで子どもの言語や読み書きの能力が向上するなど、さまざまな効果が期待できることが明らかにされています。
また、幼児期に本を読み聞かせると子どもの脳の発達が促され、学童期の成績も向上することも最近の研究で示されているといいます。
合計で約3,300組の親子(子どもの年齢は0~3歳または3~6歳)を対象とした研究を実施した結果、親が子どもに本を読み聞かせることで、親子双方においてこうした心理社会的な能力が向上することが明らかになったとのこと。
この結果を踏まえ、研究者は「自信をもって本の読み聞かせが社会的スキルや行動スキルにも良いと勧めることができる。子どもに本を読み聞かせることで子どもが賢くなるだけでなく、子どもを幸せな気持ちにさせ、親子関係も良好になる」と話しています。
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