OUR CLINIC

当院受診をご検討されている初めての皆さまへ


数ある動物病院のなかで、当院受診をご検討いただき、誠にありがとうございます。

皆さまの貴重なお時間、精神的・経済的なご負担を考え、受診前に是非ご一読いただきたい内容でございます。

=======================

当院の特徴、治療方針・流れなどについて書きました。

=======================

初診の方向けに、受診を決めていただく際の参考になれば幸いです。

___________________

Alohaは「こんにちは」、Ohanaは「家族」という意味です。

近年では、あらゆるペットが、可愛がるだけではなく、一緒に暮らす「ライフパートナー」として、われわれ人のかけがえのない存在となってきています。

彼らを「Ohana」として受け入れていらっしゃる飼い主さまのお力になれるように、精一杯努めていきたいと思っております。

​また、私自身も家族の支えがあってここまで来ることができ、とても感謝しています。

この想いから、アロハオハナ動物病院かもがわ公園小動物クリニックと名付けました。

当院のミッションを「ペットとひとの健康的で幸せな共生のために、知識と思いやりを通じて、日本における健全なペット文化を醸成します。」と掲げています。

___________________

①獣医師の人柄について

  • 獣医師は「にこにこ笑顔の優しいお医者さん」でないこともある。
  • 質問は遠慮せずにどんどんしてほしい。
  • うまく伝えられないこともあるが、患者の健康が最優先。
  • 飼育環境や食事の改善点提案は、不快に感じられるかもしれないが、専門的なアドバイスで患者の健康を考えている。

いわゆる「二コニコ笑顔の優しい動物のお医者さん」をご想像されていると、がっかりされると思います。

限られた診療時間の中で色々とお伝えしたいのですが、お恥ずかしながら口下手で、なかなかうまくお伝えできないこともあるかと思います。

どうぞご遠慮なく、お気軽にご質問をいただけますと幸いです。

飼育環境、お食事などについても改善していただきたい点がある場合には、不快に思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、私の思うところをお話させていただきます。

____________________

②診療コンセプトについて

  • ペットの病気からの回復には、ペット自身の治癒力に加えて、飼い主さまのケアと手当てが重要である。
  • 獣医療のサポートを加え、飼い主さま、ペット、獣医師が三位一体となって病気に立ち向かうのが理想である。
  • ペットは単なる愛玩動物ではなく、ライフパートナーとして認識されるようになっており、OHANA(家族)の一員として扱われている。
  • ペットの健康は飼い主さまの健康にも影響し、飼い主さまがペットや獣医療に関心を持つことはペットに最適な環境を提供することにつながる。
  • 適切な飼育方法や病気の初期症状の認識が不足していることから生じる病気の進行を防ぎ、飼い主さまの飼育マナーが動物の不快感や人々の嫌悪を引き起こすことを懸念している。
  • 当院では、トータルペットケアサービスを通じて、家族の皆さまが幸せになるための支援を提供している。

皆さまの大切なペット(コンパニオンアニマル、伴侶動物ともいいます)が病気から回復するには、その子本人のもつ治癒力の上に、さらに、飼い主ご家族さまのケア・手当て(ハンドパワー)を重ねていくことがもっとも大切だと考えています。

そしてさらに、私たちが提供させていただく獣医療のサポートを加え、三位一体となり病気に立ち向かうというのが理想です。

ペットは近年「コンパニオンアニマル」で、「愛玩動物」として可愛がるだけの存在ではなくなってきています。

「ライフパートナー」としての認識が強くなってきているのです。

まさに、 OHANA なのです。

そのペットたちが健康でいることは、飼い主さまの健康にもつながると考えています。

また、飼い主さまが動物、獣医療に対して関心を広げることは、ペットに最適な環境を与えることにもなります。

適切な飼育方法を知らなかったり、病気の初期症状を知らないばかりに、病気が進行してしまっている状態を回避してもらいたくて、診療に取り組んでいます。また、その飼い主さまの飼育マナーが悪いばかりに、その動物が嫌いな人が増えてしまうことを憂いています。お金がなくて治療費が払えないなら、仕方ないかもしれません。その病気が不治の病であれば、できることをやってあげるしかないかもしれません。しかし、前記のことが原因で、病気になったり、その動物が嫌いになる人が増えるのは避けたいんです。

ここから、当院のミッション「ペットとひとの健康的で幸せな共生のために、知識と思いやりを通じて、日本における健全なペット文化を醸成します。」が生まれました。

当院では動物の治療、予防を通じて、ご家族の皆さまが幸せになるための、トータルペットケアサービスをご提供させていただきます。

_____________________

③当院の診療方針

~診療時間が短くて不安? LINEでゆっくりうかがいます。事前問診であなたの声を大切にします~

  • 問診を重視し、飼い主様の声を大切にする。
  • 通常の診療では時間が限られるため、事前にLINEでのやり取りを通じて問診を行なう。
  • LINEを活用することで、隙間時間にやり取りが可能。文章、写真、動画を通じて情報を収集。
  • 問診後、対面診療で必要な検査を提案。検査内容や費用についても事前に説明し、了解を得る。
  • エキゾチックアニマルの場合、特に問診に時間がかかるため、事前のLINEでのやり取りが重要。
  • 診療をすぐにご希望の場合は、他院の受診がお勧め。

当院では、問診を重視して、さまざまなことをお伺いします。

というのは、皆様このようなご経験がおありでしょうか?

自身の病気で病院を受診すると、3分くらいで診療が終わってしまいませんか?

私は、もっと医師と話をしたいのですが、次に待っている方のことを考えると、できません!

この程度の話で体調不良の原因が分かるの?

「一発診断」できるような病気もあるとは思いますが、もっと話を掘り下げて聞かないと!と、思っています。

入院すれば、病棟担当の医師「ホスピタリスト」としっかり話ができるのかもしれませんが、それも厳しそうですね。

私はもっと、現状を伝えたい!

皆様も同じではないでしょうか?

これを解決するのが事前問診です。

対面では、長時間かけることはできかねますが、LINEであれば、隙間時間を見つけて、やり取りができます。

文章も、写真も、そして動画までも!

LINEさまさまです。

そして、詳しい問診のあと、その子の状態を診せていただいた上で(動物の種類、状態によっては触れることがストレスとなり、危険な状態に急変させる場合もあるため、あえて触診さえも控える場合もあります)、必要に応じて、検査をご提案させていただきます。

検査内容、費用などにご納得していただいた上で、進めていくよう心掛けております。

そのために、問診に時間がかかるエキゾチックアニマルでは、事前のLINEでのやりとりで問診をさせていただきます。

この一連の流れを診療しながらやりとりさせていただいております。

ですので、すぐに診療をご希望の方は、当院では満足が得られないと思いますので、他院の受診をお勧めしております。

そのような事前の問診準備で、診療内容、対応可不可、費用のご相談をさせていただきます。

そのようにして当日の対面診療での時間をセーブしています。

_______________________

④救急救命時の診療

~救急・重症時、時間が命です。詳細説明難しい場合もあります。ご家族の意思を尊重し、最善策を共に考えます。~

  • 救急・重症時は時間が命であり、詳細説明が難しい場合もある。
  • ご家族の意思を尊重し、最善策を共に考えながら救命措置を行なう。
  • 詳細な説明や費用の事前伝達が難しい場合があり、不安な方は十分な人員確保の他院を受診がお勧め。
  • 結果をもとに病気の状況や治療方針をご説明し、飼い主様に選択していただく。
  • 寿命の短い動物に関しては、不安やつらいお話もあるが、最期まで安楽に過ごすための決断を共に行なう。

救急、重症の場合は、わたくし獣医師一人でゆっくりとご家族さまにご説明・了解を取りながら同時に、救命措置を行なうことは困難です。

アメリカでの獣医救急分野では1症例に4人必要と言われています。

時間が勝負となり、命が最優先ですので、処置の詳細、費用、そして毛を刈らせていただくことなど、事前にすべてをお伝えすることができかねますので、ご了承ください。

ご不安な方はスタッフの人員が潤沢に確保されているような病院様を受診されてください。

当院のような救急24時間を志している動物病院にご賛同していただき、ぜひご援助ください。

それらの結果をもとに、病気の状況、今後の治療方針をご説明させていただきます。

治療方針がいくつかある場合や、入院や手術についても、決して私がそれを強制することはせず、メリット、リスク、デメリットなどをしっかりお伝えしながら、飼い主さまに選択をしていただいております。

これらのご説明の際、とくに寿命の短い動物さんたちをご家族の一員とされている方々には、検査、治療、手術のどれをとっても、不安がつきまとうと思います。

ご家族の一員である、愛するペットの余命など考えたくない、そういう話に触れてほしくない、というお気持ちも、重々承知しております。

しかし、その子に残された時間も視野に入れ、最期を迎える時まで、どう安楽に過ごしてもらえるかをご家族で相談していただき、後悔のないように決断をしていただいております。

安心できる明るいお話ばかりできたら一番ですが、残念ながら寿命の短い動物さんたちが病院に来られるような症状がはっきり表れている場合には、不安でつらいお話をしなければならないことが多くなってしまうのが実情です。

つらい現実にはなりますが、それを受け止めていただいた上で、身近に一緒に過ごしてきた、たくさんの想いのある、そのご家族皆さまで決断された方針(治療するもしないも、手術するもしないも)が、その子にとっても最善策として、ご相談、治療にあたらせていただきます。