対象動物
食肉類(ネコ目; フェレット、フェネック、ミーアキャット・・・)
【フェレットの病気について】
幼いうちは何と言っても、異物誤飲がダントツです。
何度も手術をした子もいます。
とくに、ゴム製品はしっかり片づけましょう。
犬の病気で有名なフィラリア症にもかかりますので、しっかり予防してあげましょう。
<よく見られる疾患>
咬傷、交通事故、落下事故、ウイルス性疾患(インフルエンザ、犬ジステンパー)、細菌性疾患(ボルデテラ、レプトスピラ)、寄生虫症(ジアルジア、トキソプラズマ、フィラリア症)、歯牙疾患(歯周病、破折)、消化器疾患(胃炎、消化管内寄生虫、異物誤飲)、皮膚疾患(細菌感染症、真菌感染症、寄生虫感染症)、眼疾患(角膜炎、結膜炎)、外耳炎、呼吸器疾患(鼻炎、気管支炎、肺炎)、神経系疾患(脳炎、てんかん)、循環器疾患(心筋症、心臓弁膜症)、免疫性疾患(自己免疫性溶血性貧血、免疫不全症候群)、内分泌疾患(副腎疾患、副腎皮質機能亢進症、糖尿病)、腎臓疾患(腎不全、尿路結石)、肝疾患(肝炎、肝硬変)、筋肉骨格系疾患(骨折、関節炎、脊椎症)、血液疾患(貧血、血友病、白血病)、遺伝性疾患(多発性内分泌腫瘍症、遺伝性肥満)、腫瘍(リンパ腫、腫瘍)、泌尿器疾患(膀胱炎、尿路結石)、集団疾患(鳥インフルエンザ、結核)
【フェレットの疾患について】
心筋症(心臓)、インスリノーマ(膵臓)、そして、リンパ腫は三大疾患といえます。
ぐったり、息が荒いなどがあれば、真っ先に疑い、受診してください。
【食肉類の飼育について】
フェレットは出荷前に避妊去勢手術がしてあります。
他の食肉目では手術していません。
とくに男の子の場合には、性的に成熟すると、マーキングを始め、その臭いがキツイです。
去勢手術で緩和できます。
また、性格も大人しくなるはずです。
【フェレット以外の食肉目について】
フェネック、ミーアキャット、アライグマなど。
受診理由は、外傷、異物誤飲、中毒が多いです。
飼い主様の注意で防げることが多いですね。