当院では、〈猫ちゃんに優しい環境〉を何より大切にし、そのために整えた設備・診療・サービスが特長です。落ち着いた待合室、静かな診療室、そしてスタッフ一同が猫ちゃんのストレスをできる限り抑えるよう努めています。診療においても、猫ちゃんの“気まぐれ”な性格や繊細な感覚に配慮し、慎重かつ細やかな対応を心がけています。また、診療後にはご自宅でのケアもサポートし、飼い主さまとともに、猫ちゃんが健やかな毎日を送れるよう、専門的なアドバイスを行なっております。どうぞお気軽にご相談ください。あなたの大切な家族の健康を、共に守りましょう。

私たちはまず、猫ちゃんが「病院だから怖い」「緊張する」という印象を抱かず、できるだけ安心して訪れて頂けるよう、環境づくりを徹底しています。米国の猫専門動物医療団体による「Cat Friendly Practice®／Cat Friendly Clinic」プログラムでは、“猫の行動・心理・ストレス低減”を前提とした診療環境づくりが求められており、たとえば「猫専用の待合スペース」「犬と同時に待たせない」「静かな個室診察室」「猫に配慮したハンドリング手法」などが挙げられています。
当院では、このような国際的なガイドラインを参考に、「猫ちゃんが安心して来院できる空間」を実現しています。
また、”Fear Free”というコンセプトが国際的に広がっています。猫ちゃんの事前問診で必要があれば、まずは、飼い主様が先にお越しいただき、お薬をお渡しすることもございます。

完全予約制は大切な対策の１つです。待合室では猫ちゃんが他の動物（特に犬）と極力交わらないよう、時間的な配慮をしています。これは、猫ちゃんが他動物の匂いや動きによってストレスを感じるケースが多いためで、その子の時間を設けることで、到着直後からリラックスできる環境を整えることができます。また、診察室も静かで落ち着いた雰囲気とし、猫ちゃんの体調や行動観察に集中できるよう配慮しています。特に、猫ちゃんは「体調がおかしくても飼い主に見せない」「診察台に乗るのを嫌がる」などの傾向がありますから、静かな環境で丁寧に診ることが、早期発見・早期治療につながるとされています。

診療スタイルとしては、猫ちゃんの「行動・心理的な側面」を重視しています。たとえば、キャリーから出すときの声かけ、タオルで包んでのホールド、無理に体を押さえつけないハンドリング、可能な限り診察台下で落ち着かせる工夫などです。これも、前述プログラムで“猫に優しいハンドリング”として明確に推奨されており、ストレスを軽減し、診察・処置・入院中の安全性を高めることが報告されています。加えて、痛みの管理や麻酔・術後ケアにおいても「猫ならでは」の配慮を欠かしません。猫は痛みを隠す傾向があるため、早期対応・継続的フォローが重要です。これを念頭に、当院では猫用に調整した薬剤・モニタリング体制を整えております。

診療メニューは、一般診療（ワクチン接種・フィラリア予防・健康診断）に加え、｢年齢別ケア」「室内飼育猫の生活環境相談」「猫特有の行動・ストレス相談」「慢性疾患フォロー（腎疾患・甲状腺・歯科）｣など、猫ちゃんのライフステージ・ライフスタイルを踏まえて実施しております。避妊去勢手術や開腹術など一般的な外科も行なっております。また、美容トリミングは行なっておりませんが、医療トリミングを実施しております。猫ちゃんは“静かに暮らしたい”“見えない不調を抱えやすい”という性質がありますから、私たちは単なる“体調が悪いときだけ来院”ではなく、“飼い主さまとともに予防・ケアを継続する”というスタンスを重視しています。

さらに、当院の特長として「ご自宅でのケアまで伴走する」という点があります。診療後には、猫ちゃんが落ち着いて自宅に戻り、日常生活を安心して過ごせるよう、飼い主さま向けに分かりやすく説明いたします。例えば、退院後の生活環境整備（静かな落ち着き場所・高低差のある動線の確保・キャリーへのストレス軽減アドバイス）や、栄養・トイレ・遊び・グルーミングの観察ポイント、定期検診のタイミングなど、猫ちゃんの行動・心理をふまえたアドバイスを行ないます。こうしたフォローにより、「病院で診てもらったあとは終わり」ではなく、「その後の暮らしまで含めて大切にする」姿勢を飼い主さまにお伝えできています。

当院スタッフは、猫ちゃんの診療・ケアに関して日々、専門的な知識と実践をアップデートしており、猫ちゃん特有のニーズに対しても理解を深めています。スタッフ教育には、米国の猫専門動物医療団体が提供する猫フレンドリーな診療環境・ハンドリング技術を取り入れております。その結果、猫ちゃんが安心し、飼い主さまが信頼できる「猫のための動物病院」というブランドを築いております。

また、当院では「猫ちゃんが快適に過ごせる時間＝質の高いケア」の一部と捉えています。ですので、診察前後の待機時間を可能な限り短くし、完全予約制として、到着直後から診察室にご案内できるよう工夫しています。混みあった待合室で他動物に囲まれてしまうと、猫ちゃんは極度のストレスを感じやすいため、この点も非常に重要です。米国での調査でも、猫に配慮した診療環境を構える病院では、血液検査や尿検査の実施率が12 %ほど高まったという報告があります。これは、「猫がリラックスできる状態で診療できる＝正確な診断・早期介入につながる」ことを示しています。

そして、飼い主さまへのご説明も丁寧に行ないます。猫ちゃんは“自ら症状を訴える”わけではないので、飼い主さま自身が日々の変化をキャッチすることが大切です。当院では、猫ちゃんの“ちょっとした変化”を見逃さないために、飼い主さま向けに時により動画・写真・分かりやすいパンフレットを用いた説明・質問時間を確保しています。たとえば、「トイレの回数・時間が変わった」「食欲や毛づやが落ちた」「隠れる時間が増えた」といったサインに対して、“どう観察するか”“どう対処するか”“いつ病院に相談すべきか”を具体的にお伝えします。こうして、猫ちゃんが快適に暮らしつづけられるよう、飼い主さまと私たちがチームとして歩んでいきます。

当院の診療の指針として、「猫らしくいきいきと暮らしてほしい」「通院そのものが猫ちゃんにとって嫌な経験にならないように」という想いがあります。いかなる専門医療機器・最新設備を備えているかも大切ですが、それ以上に「猫が安心できる雰囲気」「飼い主さまとの信頼関係」「細やかな配慮と継続的ケア」が質の高い診療を支える基盤です。米国の猫フレンドリー認定を受けた動物病院においても、このような“環境＋対応＋継続ケア”が、猫の通院率や早期発見・治療率を改善し、クライアント満足度も向上するというデータがあります

さらに、飼い主さまへのサービスとして「猫ちゃんの環境改善相談」も積極的に行なっております。室内飼育を推奨させていただいている猫ちゃんだからこそ、遊びの機会・高い場所・隠れ場所・安心できる寝床など、行動・環境面での配慮が健康維持に大きく関わります。例えば、ストレスが慢性化すると免疫低下・行動変化・病気発現のリスクが高まるため、飼い主さまには「高めのキャットタワー」「静かな窓辺」「複数のトイレ配置」など、具体的なアドバイスをいたします。こうした環境整備は診療だけでなく、自宅での暮らしの質を上げるために欠かせません。

ご来院の際、猫ちゃんにとって少しでも快適なひとときになるよう、次のような取り組みもしています：

* キャリーからの移動をスムーズにするため、予約時に猫ちゃんの性格・移動時の様子をお聞きし、必要に応じて来院前のリラックス方法を事前にご案内
* 到着後は可能な限り速やかに診察室へご案内し、他動物との接触を極力避ける動線を確保
* 長時間待機を避けるため、事前問診票をご回答いただき待ち時間ゼロを実現
* 必要時には専用のフェロモンスプレーを使用し、猫ちゃんのストレスサインを最小限に
* 飼い主さまには「来院前の食餌」「トイレ済ませるタイミング」「キャリー慣らし」のアドバイスを行ない、来院そのものがストレスにならないよう配慮

以上のように、当院では「猫ちゃんのための動物病院」という理念を実際の運営に落とし込んでいます。猫ちゃんが飼い主さまの元で安心して暮らし、万一の体調変化にも迅速かつ丁寧に対応できる環境を、私たちは常に追求しています。どうぞ安心して、猫ちゃんとともにご来院ください。あなたの大切な家族である猫ちゃんの健康を、真心をもって支えてまいります。

お気軽にご相談ください。私たちは、猫ちゃんの“今日”と“明日”のために、最高のパートナーでありたいと願っています。

水曜日のみが休診です。人気の秘密は、平日のみならず土・日曜日、祝祭日、お盆、年末年始も診療し、主治医として夜間救急24時間LINE対応しているところです。

〒471-0014愛知県豊田市東山町2-3-12
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