フクロモモンガのFACT FILE

フクロモモンガ診療

温度>

24-27℃

<湿度>

40-60%

<照明>

時間/日

<食餌特性>

給餌量は体重の15-20%くらい。

フクロモモンガ用ペレット 75%、その他 25%、リンゴ1/8カットが基本。

少量のブルーベリー、メロン

✅ ペレット以外で与えると良い食物

以下の食品は、野生下での食性を考慮し、飼育下でも適切な栄養源となります。​

  1. リンゴ:​ビタミンCや食物繊維が豊富で、適度な甘みがあります。
  2. バナナ:​エネルギー源として優れており、カリウムも含まれています。
  3. ブルーベリー:​抗酸化物質が豊富で、免疫力向上に寄与します。
  4. ニンジン:​ビタミンAが豊富で、視力維持に役立ちます。
  5. 調理済みの鶏肉(無塩・無調味):​高品質なタンパク源として適しています。
  6. ゆで卵:​完全なタンパク質源であり、ビタミンDも含まれています。
  7. ミールワーム(養殖):​動物性タンパク質として、野生下の食性に近いです。
  8. 100%果汁(無糖):​水分補給とビタミン補給に適しています。

出典: msdvetmanual.com

❌ 与えてはいけない食物

以下の食品は、フクロモモンガにとって有害であり、与えてはいけません。​

  1. チョコレート:​テオブロミンが含まれ、中毒を引き起こします。
  2. カフェイン含有飲料(コーヒー、紅茶、エナジードリンク):​神経系に悪影響を及ぼします。
  3. アルコール:​中枢神経系を抑制し、致命的となる可能性があります。
  4. 玉ねぎ:​赤血球を破壊し、貧血を引き起こす可能性があります。
  5. ニンニク:​玉ねぎと同様の成分を含み、有害です。
  6. 果物の種や核(リンゴの種、桃の核など):​シアン化合物を含み、中毒の原因となります。
  7. 生の肉や卵:​サルモネラなどの病原菌による感染リスクがあります。
  8. 加工食品(ハム、ソーセージなど):​塩分や添加物が多く、健康を害します。
  9. キャンディやガム:​高糖分で、肥満や糖尿病のリスクを高めます。
  10. 犬猫用のフード:​フクロモモンガの栄養要求に適しておらず、栄養不良を招く可能性があります。​

出典: Vca

★避けたい食物

シュウ酸が多い(Ca吸収阻害):ラズベリーとブラックベリー(洗いにくいので農薬も心配)

イチゴ、ニンジン、ホウレンソウ、ナシ、レタス

中毒の可能性がある:ブドウ、レーズン

喉に詰まる恐れがある:ナッツ類、穀類、ドライフルーツ

⚠️ 与えない方が良い食物

以下の食品は、少量であっても長期的に健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、避けることが推奨されます。​

  1. ホウレンソウ:​シュウ酸がカルシウムの吸収を阻害します。
  2. ケール:​高シュウ酸含有で、結石のリスクを高めます。
  3. ブロッコリー:​消化に負担をかける可能性があります。
  4. キャベツ:​ガスを発生させ、消化不良を引き起こすことがあります。
  5. レタス(特にアイスバーグ):​栄養価が低く、水分過多で下痢を誘発する可能性があります。
  6. トウモロコシ:​高糖質で、肥満の原因となります。
  7. アボカド:​脂肪分が多く、消化に負担をかけます。
  8. ナッツ類(過剰摂取):​高脂肪で、肥満や肝機能障害のリスクがあります。
  9. ドライフルーツ:​砂糖や保存料が添加されている場合があり、喉に詰まる可能性があります。
  10. 市販の果物ジュース(加糖):​糖分が高く、血糖値の急上昇を引き起こす可能性があります。​

出典: WebMD

<摂餌量>

体重の15-20%/日

<カロリー必要量>

kcal/kg

<水分必要量>

少量mL/日

<寿命>

3-4年、7-15年

<成雄体重>

110-160g、平均140g

<成雌体重>

90-135g、平均115g

<性成熟>

雄:8-15カ月齢

雌:8-14カ月齢

<妊娠期間>

15-17日 

脱嚢50-75日齢

<産子数>

通常2頭

<離乳>

3-4カ月齢

1週目(8-18g)

背中の縞が出現。被毛はほとんどなくツルツルの尾。目は開かず。

2週目(12-22g)

3週目(17-29g

4週目(18-35g)

5週目(19-39g)

6週目(20-45g)

7週目(21-60g)

8週目(23-75g)

<体温>

35.8-36.6℃

<心拍数>

200-300回/分

<呼吸数>

16-40回/分

<排尿量>

10-20mL/日

______________________

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