回虫幼虫移行症についてのお話です。
まずは、「何それ?」ということですよね。
犬猫には回虫というミミズに似た寄生虫がいることがあります。

東京都獣医師会のサイトを見てください。
犬猫の回虫は人の体内では成虫になれません。幼虫のまま過ごしながら、人体を移動します。これを幼虫移行症といいます。本来の寄生部位である腸管内なら比較的容易に駆除できますが、それ以外のところに寄生していると、駆除が困難です。人では、肝臓、肺、眼での報告があります。手術になることもあります。

ですから、感染しない対策が必要です。
感染源は、知る人ぞ知る、「公園の砂場」!
も、あるんですが、それよりも多いのが、犬猫との接触!
被毛1gに最大300個の卵があったという報告もあり。
回虫は産卵数が多いことで知られており、なんと1日20万個というデータも。

特にうんちが出る肛門周囲には多いです。抱っこすると、手だけではなく、衣服にも付着するかもしれません。
回虫の卵は顕微鏡でしか見えないほどの大きさです。いくらウエットテッシュで拭いても、完全にきれいにはできません。薬による駆除を継続することは基本です。
おうちでは、とにもかくにも、トイレをこまめに掃除すること。
そして、ブラッシングや抜け毛処理を衛生的に。
この2つだと思います。

他には地鶏のレバ刺し。気を付けましょう!
こちらの環境省のサイトの52ページもご覧ください。
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犬猫の寄生虫のことなら、かもがわ公園小動物クリニック
愛知県豊田市東山町のn動物病院は、アロハオハナ動物病院
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