最終更新日:2026年5月23日
猫のCKDは早期発見・食事・水分管理の三本柱で進行を遅らせ、QOLを守れる病気です。
猫の慢性腎臓病とは?高齢猫に多い身近な病気
猫の慢性腎臓病(CKD)はとても一般的な病気であり、特に高齢になるほど発症率が高くなります。 予防としては、腎臓への負担を考えたフード選びと、十分な水分摂取を促す環境づくりが重要です。 好みの水を常に用意し、複数箇所に水飲み場を設置するなど、日常的な飲水量を増やす工夫が必要です。治療に関しては、慢性腎臓病そのものを薬だけで完治させることは難しく、脱水・嘔吐・高血圧・貧血など現れている症状への対症療法が中心になります。 そのうえで、カロリー摂取を確保しつつ腎臓病用療法食へ少しずつ切り替えることが、進行抑制の大切な柱になります。
こんにちは。アロハオハナ動物病院かもがわ公園小動物クリニック院長です。
猫は私たちの生活に豊かさと喜びをもたらしてくれる素晴らしい存在です。
しかし、最近の研究によれば、慢性腎臓病は猫にとって一般的な疾患であることが分かってきました。
15歳までの猫で20%、15歳以上の猫で80%が慢性腎臓病を患っているとの報告があります。
慢性腎臓病は、ねこちゃんでの有病率が高い印象ですが、ねこちゃんで1.2~3.6%、ワンちゃんでの有病率は0.5~3.74%と、あまり変わらない報告があります。
一説によると、腎臓の中のおしっこを作る装置(これをネフロンといいます)が人で1,000,000、犬で400,000あるものが、猫では200,000ということに由来しているようです。装置の数が少なければ、としを取ってくれば、その装置が壊れてしまい、より早く腎臓が悪くなってくるということのようです。

愛猫の健康を守るために、CKDの予防と治療について理解することが重要です。
予防対策
猫の慢性腎臓病を予防するために今日からできること|IRIS推奨の最新ガイドラインに基づく対策
慢性腎臓病は、一度発症すると完全な治癒が難しい疾患です。しかし、日頃の生活管理や食事内容、早期発見によって進行を大きく遅らせることが可能です。
IRIS(International Renal Interest Society)ガイドラインを踏まえながら、猫のCKDを予防するための実践的なポイントをまとめてみます。
1. 猫のCKD予防で最も重要な「食事管理」
● 腎臓にやさしい食事とは
IRISでは、腎機能が正常な猫でも、リン含有量の少ないバランスの良い食餌が腎臓への負担軽減に寄与するとされています。
特に以下に注意しましょう。
- 高リン食の継続は腎臓への負担を増やす
- 動物性タンパク質は質が重要
- 加工度の高い食餌・おやつは控える
● 食べてくれるかどうかが寿命に直結
猫は嗜好性が高く、「腎臓に良いフードでも食べてくれない」ことが少なくありません。
しかし、食べない → 栄養不足 → 体重減少 → 腎機能悪化の流れは必ず避けなければならないため、予防段階ではとにかく “食べてくれる腎臓に負担の少ない食餌” を優先しましょう。

2. 水分摂取は腎臓の寿命を左右する
● 水分補給はCKD予防の最重要ポイント
IRISは、CKD猫に限らず「十分な水分摂取の確保」を強く推奨しています。
水分が不足すると腎血流量が低下し、長期的に腎臓へのダメージが積み重なります。
● 水を飲ませる工夫
- 猫が好む水(軟水・常温など)を常に提供
- 家の複数箇所に水を設置
- 流水を好む猫にはファウンテンの利用
- ウェットフードの活用
特に “飲水の機会を増やす” ことがポイントで、器の素材・高さ・形状を変えるだけで摂水量が増える猫ちゃんも多くいます。

3. 早期発見が寿命を左右する|IRISステージングの重要性
● 早期ステージ(IRIS Stage 1〜2)での発見は大きなメリット
早期ステージでは、進行抑制を目標にします。腎臓を長持ちさせてあげる対策が重要と言うことです。IRISでは、血液検査(SDMA/Cre)、尿比重、尿蛋白(UPC)の組み合わせでCKDをステージ分類します。
Stage 1〜2で発見されれば、進行抑制が十分に可能で、寿命を大きく伸ばせます。
● 早期発見のためにすべきこと
- 7歳以上は年2回の血液検査・尿検査
- SDMA(腎機能の早期マーカー)は必ずチェック
- UPC(尿蛋白/クレアチニン比)で腎臓へのダメージを数値化
- 体重の微減は腎機能悪化のサインとして評価
CKDのステージ(IRIS分類)
IRISは、血液中のクレアチニン(Cre)とSDMAという2つの腎機能マーカーをもとに、CKDを4段階のステージに分類しています。飼い主さまが「うちの猫は今どの状態か」を理解するための重要な指標です。
| ステージ | Cre(mg/dL)猫 | SDMA(µg/dL) | 主な臨床的特徴 |
|---|---|---|---|
| Stage 1 | <1.6 | <18 | 症状ほぼなし。尿比重・UPCの異常で疑う |
| Stage 2 | 1.6〜2.8 | 18〜25 | 軽度の多飲多尿、体重減少が始まることも |
| Stage 3 | 2.9〜5.0 | 26〜38 | 食欲低下・嘔吐・口臭(尿毒症臭)が出現 |
| Stage 4 | >5.0 | >38 | 重篤な尿毒症症状。集中的な治療が必要 |
SDMAは、クレアチニンよりも平均で約17〜40%も早くCKDを検出できるとされており、特に筋肉量が少ない細身の高齢猫では、クレアチニンが正常値でもSDMAが上昇していることがあります。該当する猫ちゃんの検査では、SDMAをセットで確認すると検出率が上がります。

4. CKDの進行と予後に関わる因子(IRIS基準に基づく)
以下はIRISが重要視する「予後悪化因子」です。
予防段階でも、これらに注目して経過を追うことで、発症リスクを早期に察知できます。
- 持続する高リン血症
- 高血圧(収縮期160mmHg以上)
- 尿中蛋白の増加(UPC上昇)
- 体重減少
- 脱水傾向
- 食欲低下・筋肉量の減少
- 甲状腺機能亢進症の併発
これらを定期的にチェックすることが、CKDの進行抑制につながります。
下記は、犬と猫の慢性腎臓病の進行・予後因子です。これらに着目しながら経過を追っていきます。
| 犬 | 猫 |
| リン | リン |
| FGF-23 | FGF-23 |
| タンパク尿 | タンパク尿 |
| 高血圧 | 貧血 |
| 低BCS(痩せ気味な体格) | 体重 |
| 低MCS(筋肉量低下) | 尿毒素 |
| Ca×P複合体の増加 | |
| 尿毒素 |
5. CKDでよく見られる「見逃しやすい初期サイン」と今日からできる予防チェックリスト
CKDは進行するまで症状が出にくい病気です。飼い主さまが「なんか最近ちょっと…」と感じたときに疑うべき、見逃しやすいサインをまとめます。
日常生活で気づける変化
- 水をよく飲むようになった(多飲)
- トイレの回数・量が増えた(多尿)
- 以前より痩せてきた・抱いたら軽くなった
- ご飯の食べ方がゆっくりになった、食べ残すようになった
- 毛並みがパサパサしてきた(グルーミングの低下)
- 高いところに上がらなくなった、動きたがらない
- 口臭が気になる(アンモニア臭・尿毒症臭)
これらのサインは加齢のせいと見過ごされがちですが、複数あてはまる場合は「まずは尿検査・血液検査を」と当院ではお勧めしています。特に尿比重の低下(1.030未満)は、CKDを疑う最初のシグナルとして非常に重要です。
- □ 食べてくれる腎臓に優しい食事を選んでいる
- □ 水飲み場を2か所以上に増やしている
- □ ウェットフードやスープで水分を補っている
- □ 定期的にSDMA検査を行っている
- □ 尿比重・UPCを継続的に記録している
- □ 血圧の測定をしている
- □ 体重・筋肉量の変化を毎月チェックしている
CKDは「予防」と「早期発見」で寿命が大きく変わります
猫の慢性腎臓病は、生活管理・食事・水分・検査によって予防できる部分が非常に大きい病気です。
IRISガイドラインに沿ったモニタリングを行いながら、早期から腎臓を守る生活を整えることで、猫の寿命を確実に延ばすことができます。

猫の慢性腎臓病の治療方法
進行ステージ別の対処と食事療法の実際
猫の慢性腎臓病は、進行を遅らせる治療と、生活の質(QOL)を維持するための対処によって、寿命を大きく延ばすことができます。
1. CKD治療の基本方針:根治は困難だが、進行を抑えることは可能
猫のCKDでは、薬物で腎臓の機能を完全に回復させることは現時点では困難です。
そのため治療のメインは、
- 進行抑制
- 症状の緩和(対症療法)
- 生活の質の維持
の3つが中心になります。
特に後期ステージでは、現れる症状に合わせて細やかな治療を組み合わせることが重要となります。
2.CKDと併発しやすい病気|高血圧・甲状腺機能亢進症・貧血
猫のCKDは、他の病気と同時に起こることが多く、これらの「併発疾患」を見落とすと治療効果が大きく落ちてしまいます。
高血圧(全身性高血圧)
CKD猫の約20〜65%が高血圧を併発するとされています。高血圧は腎臓だけでなく、目・脳・心臓にもダメージを与え、突然の失明(網膜剥離)を引き起こすことがあります。CKDの診断時には必ず血圧測定を行い、160mmHg以上の場合はアムロジピンなどの降圧薬での治療を開始します。
甲状腺機能亢進症
高齢猫に多く、CKDと同時に発症することが珍しくありません。甲状腺ホルモンは腎血流量を増やす働きがあるため、甲状腺機能亢進症を治療すると腎血流が低下し、隠れていたCKDが顕在化する ことがあります。治療の順番や方法を慎重に検討する必要があります。
腎性貧血
CKDが進行すると、腎臓でのエリスロポエチン(赤血球を作るホルモン)の産生が低下し、貧血が起こります。貧血になると食欲低下・元気消失・息切れ(呼吸が速い)などの症状が出ます。ヘマトクリット値(Ht)が20%を下回ってくると積極的な治療が必要になります。
3. 後期ステージで行う主な対症療法
猫がCKDで後期に進行すると、以下の症状がよく見られます。
- 脱水
- 嘔吐・食欲低下
- 高血圧
- 貧血
- 低カリウム血症
- 体重減少
これらに対して、症状ごとに適切な治療を行います。
● 脱水の治療
- 皮下点滴(在宅輸液を検討する猫ちゃんも多い)
- ウェットフードの活用
- 飲水量の管理・補助
在宅皮下点滴(自宅輸液)の実際|飼い主さまにできること
CKDがステージ3以上に進むと、脱水が慢性的に続くことがあります。そのような場合、病院での定期的な輸液に加えて、ご自宅での皮下点滴(在宅輸液) を選択肢として検討することがあります。
在宅輸液のメリット
- 猫にとって通院ストレスが減る
- 毎日〜隔日など頻度を細かく調整できる
- 飼い主さまが猫の状態の変化に早く気づける
在宅輸液の始め方 まず病院で正しいやり方をしっかりトレーニングします。針の刺し方・輸液量・終了のタイミングなど、最初は一緒に練習しましょう。当院でも、ご希望の飼い主さまにはデモンストレーションしています。
在宅輸液に向いていないケース
- ご自宅と猫ちゃんが極端に暴れて安全に行えない場合
- 飼い主さまが強い不安を感じる場合
- 心不全・重度高血圧などの併発疾患がある場合
在宅輸液は「やらなければいけないもの」ではなく、猫と飼い主さまの両方にとって無理のない方法を選ぶことが大切です。
● 嘔吐・胃腸障害の管理
- 制吐剤
- 胃酸分泌抑制剤
- 食欲増進剤(必要に応じて)
● 高血圧治療
- 猫のCKDでは高血圧が進行の大きなリスク
- 専用降圧薬でコントロール
- 定期的な血圧測定が必須
● 貧血の治療
- エリスロポエチン製剤の使用を検討
- 鉄剤の補給
- 貧血原因の精査
症状が複数重なることが多いため、総合的に組み合わせて治療することがポイントです。

4. 食事療法はCKD治療の柱|「体重・筋肉量」の管理をしながら腎臓病用食へ段階的に切り替える
CKDの進行とともに、猫は筋肉が落ちてサルコペニア(筋肉減少症) に陥りやすくなります。体脂肪は維持されていても筋肉が落ちるため、見た目の変化に気づきにくいことがあります。
体重・BCS(ボディコンディションスコア)だけでなく、MCS(筋肉コンディションスコア) の評価が重要です。頭骨・肩甲骨・腰椎・骨盤周囲の筋肉を触れることで、筋肉量の低下を早期に察知できます。
筋肉量の維持には、腎臓への負担を配慮しながらも適切な量のタンパク質摂取が欠かせません。「低タンパクにしすぎて筋肉が落ちる」こともCKDを悪化させるリスクになるため、獣医師と相談しながらフードを選ぶことが重要です。
適切な食餌は治療の一部として非常に重要です。特に腎臓病用フードは、
- リンの制限
- 高品質タンパク質の適正化
- オメガ3脂肪酸の強化
など、CKDの進行を遅らせるうえで臨床的に有効とされています。
しかし、腎臓病用フードは嗜好性が落ちることがあり、いきなり完全切り替えは失敗のもとです。
腎臓病用フードへの成功率を高める切り替えステップ
猫は急な食事変更を嫌うため、徐々に慣らしていくことが推奨されます。
● 初期(1週目)
- 従来のフード 75%
- 腎臓病用フード 25%
● 中期(2〜3週目)
- 徐々に腎臓病用の割合を増やす
- 猫ちゃんが拒否しないペースで進める
● 完了(4週目)
- 8〜9割の猫ちゃんは約4週間で切り替えに成功すると報告されています
- 完全切り替えを目標にしつつ、食べることを最優先に調整
強引に切り替えると「食べない → 栄養不足 → 症状悪化」につながるため、その子のペースに合わせた変更が最重要ポイントです。

猫のCKD治療は「対症療法+食事療法」の両輪で進める
猫の慢性腎臓病は治癒が難しい病気ですが、適切な対症療法と食事管理により、進行を大きく遅らせることが可能です。
特に、脱水・高血圧・嘔吐・貧血などの症状への対応と、腎臓病用フードへの段階的な切り替えは治療の中心となります。
CKD猫との「暮らし方」で飼い主さまに心がけていただきたいこと
医療的な治療と同じくらい大切なのが、毎日の生活環境の整え方です。
環境面のポイント
- トイレは段差の低いものに変え、アクセスしやすくする(多尿になるとトイレが間に合わないことも)
- 寝床を温かく保ち、冷えによる血流低下(腎血流を意識)を防ぐ
- 慣れ親しんだ場所・においを大切にし、過度な環境変化を避ける
- 複数頭飼いの場合、食事の取り合いが起きないよう個別給与を徹底する
精神的なポイント
CKDの猫のお世話は長期にわたります。飼い主さま自身が疲弊しないよう、無理のないケアプランを獣医師と一緒に立てることが大切です。「完璧にやらなければ」と思いすぎず、猫が穏やかに過ごせることを最優先に考えましょう。当院ではLINEでのご相談を随時受け付けており、飼い主さまの不安や疑問にも寄り添ってサポートしています。
CKDにおける人と猫との死亡率の比較
ここで、人との比較をしてみましょう。European Renal Association(”欧州腎臓協会”)から 2026年2月に発表がありました。
- 世界全体:年間150万人死亡 = 20秒に1人
- 欧州:年間21万人死亡 = 2.5分に1人
これを猫と比較するために、前提となるデータ(獣医学的エビデンス)として、猫のCKDに関してよく引用される以下のようなアメリカにおける疫学データを使ってみましょう:
| 指標 | データ |
|---|---|
| 全猫におけるCKD有病率 | 約1〜3%(全年齢) |
| 7歳以上の猫 | 約10〜35% |
| 15歳以上の猫 | 約50〜80% |
| 猫の死因におけるCKDの順位 | 死因第1〜2位(高齢猫では断然第1位) |
| CKDが関与する死亡の割合 | 高齢猫の死亡の**約30〜50%**に関与するとも |
アメリカ国内の飼い猫は約9,000万〜1億頭とされており、そのうちCKDによる年間死亡数を推計すると:
- 飼い猫の年間死亡数:おおよそ800万〜1,000万頭/年と推定(平均寿命・頭数から概算)
- そのうちCKD関連死亡:仮に30〜40%と見積もると、240万〜400万頭/年
これを計算すると:
240万頭/年 ÷ 365日 ÷ 24時間 ÷ 60分 = 約4.6頭/分、 400万頭/年なら 約7.6頭/分
つまり、アメリカだけで見ても
🐱「アメリカでは毎分5〜8匹の猫がCKDで死亡している」
という表現が成り立ちます。
「20秒に1人(人)」対「約10秒に1頭(猫、米国のみの概算)」
=重要な注釈=
- 猫の死亡統計は人ほど整備されていないため、上記はあくまで推計です。米国では人のような死亡診断書の義務的な病名記録がペットには存在しません。
- CKDが「直接死因」か「背景疾患」かの区別が曖昧であり、例えばCKDに伴う高血圧・貧血・尿毒症などが最終死因として記録されることも多いです。人の世界疾病負担(GBD;Global Burden of Disease)においても同様の課題があります。
- ただし、「CKDが高齢猫の最大の死因であり、その負担は深刻」という主張は、IRIS(国際腎臓学会)やJVIM(獣医内科学会誌)掲載の複数のコホート研究と一致しています。
- 一次予防の観点からも、猫のCKDに対する定期的な尿比重・クレアチニン・SDMAのスクリーニング(特に7歳以上)は、まさにWHO/腎疾患改善グローバルアウトカム(KDIGO)が人に求めているアプローチと同様に、緊急性が高いと言えます。
愛猫の健康を守るために、定期的な診察を受け、早期発見・早期治療を講じることが重要です。それがCKDの進行を遅らせることができます。
愛情とケアをもって、愛猫の腎臓の健康を守りましょう。

よくあるご質問(Q&A)
Q1. 猫の慢性腎臓病(CKD)は治りますか?
A. 現時点では、薬で腎臓の機能を完全に回復させることは難しい病気です。ただし、早期発見・食事管理・適切な治療によって進行を大きく遅らせることができ、良好なQOL(生活の質)を長く維持している猫は多くいます。「治らない=手の打ちようがない」ではありません。
Q2. CKDは何歳から気をつければいいですか?
A. 7歳以上からリスクが高まりますが、早い猫では5〜6歳で異常が見つかることもあります。7歳になったら年2回の血液検査・尿検査を習慣にしましょう。SDMAは早期発見に特に有用です。
Q3. 腎臓病用フードは必ず食べさせなければいけませんか?
A. 「食べること」が最優先です。腎臓病用フードは進行抑制に有効ですが、食べなければ栄養不足になり逆効果になります。まずは段階的な切り替えを試みて、それでも難しい場合は獣医師と相談しながら現実的なプランを立てましょう。
Q4. 水をたくさん飲むのはCKDのサインですか?
A. 多飲多尿はCKDの代表的な初期サインの一つです。ただし、糖尿病・甲状腺機能亢進症・子宮蓄膿症など他の病気でも起こるため、必ず動物病院で検査を受けることをお勧めします。
Q5. 皮下点滴は自宅でできますか?
A. 十分なトレーニングのもと、多くの飼い主さまが在宅輸液を実施しています。猫ちゃんのストレス軽減にもつながります。やり方・適否は猫ちゃんの状態によって異なりますので、まずは担当の獣医師にご相談ください。
Q6. SDMAとクレアチニン、どちらが重要ですか?
A. 両方を組み合わせて評価することが重要です。SDMAはクレアチニンより早期にCKDを検出できますが、筋肉量や炎症の影響を受けることもあります。特に細身の高齢猫ではSDMAが特に有用です。
Q7. CKDと診断されたら、すぐに腎臓病用フードに変えるべきですか?
A. 急な切り替えは猫ちゃんに拒絶されることが多いため、4週間程度かけて段階的に移行することが推奨されます。食べないことで体重が急減する方が危険なため、あくまで「食べてくれる」ことを最優先に進めましょう。
Q8. CKD猫の血圧はどれくらいが危険ですか?
A. IRISガイドラインでは収縮期血圧160mmHg以上を治療対象とし、180mmHg以上は「重篤なリスク」とされています。高血圧は目・脳・腎臓へのダメージを引き起こすため、定期的な血圧測定が望ましいです。
Q9. CKDの猫はどれくらい生きられますか?
A. ステージや発見時の状態によって大きく異なります。Stage 1〜2で発見・管理できた猫ちゃんでは、数年以上にわたって良好なQOLを維持している例も多くあります。「寿命」より「今日の生活の質」を中心に考えることが、飼い主さまにとっても猫ちゃんにとっても大切です。
Q10. 豊田市でCKDの猫を診てもらえる動物病院はありますか?
A. アロハオハナ動物病院かもがわ公園小動物クリニックでは、IRISガイドラインに沿った血液検査・尿検査・血圧測定・SDMAを含む定期モニタリングと、食事切り替えのサポート・在宅輸液指導まで総合的にご対応しています。完全予約制でじっくり時間をとって診察しますので、LINEからお気軽にご相談ください。
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