ペットのてんかん発作時の行動ガイドについて💡

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最終更新日:2026年1月29日

犬・猫のてんかんとは?|発作・けいれん・意識消失の正体

ペットのてんかん発作に関する包括的な対応ガイドです。飼い主さまが突然の事態に直面した際、冷静さを保ち、周囲の安全を確保しながら発作の時間や意識の有無を確認することの重要性を説いています。特に、診断の精度を高めるために動画撮影が有効である一方で、二次被害を防ぐため発作中は体に触れないよう注意を促しています。また、当院が提供するオンライン相談や予約システムについても触れ、発作後の迅速な受診と適切な健康管理を推奨する内容となっています。全体を通して、愛玩動物の緊急時における正しい知識と備えの必要性が分かりやすくまとめられています。

こんにちは、アロハオハナ動物病院かもがわ公園小動物クリニックの院長です。

てんかんは脳の異常活動によって引き起こされる神経障害です。これは、突然の発作やけいれんを特徴としています。てんかんの原因、症状、患者は様々です。

もし、あなたのペットがてんかんの発作を経験した場合、以下のことを考慮してください:

対策1:冷静さを保つこと

発作中に急いでペットを助けようとすると、思わぬ事故につながります。冷静さを保って行動しましょう。

対策2:安全を確保する

ペットの周りから危険な物品を取り除き、危険な場所から遠ざけましょう。怪我をしないように床や周囲をクッションなどで保護するのもいいでしょう。

対策3:時刻を記録する

発作の始まりと終わりの時刻を記録し、それがどれくらい続いたかを観察します。これは治療の評価に役立ちます。一般的には数分以内です。発作の始まりには前兆があることが多いです。甘える、ソワソワする、隠れるなどの行動がよく見られます。

対策4:ペットを触らない

発作中はペットに触らないようにしましょう。彼らが噛んだり引っ掻いたりすることがあるためです。安全のために距離を保つことが大切です。

対策5:当院に連絡する

発作が終わったら、すぐに連絡し、目撃者本人から状況を説明してください。受診していただき、ペットのてんかん管理のために適切な治療法をご提案します。

対策6:動画を記録する

発作が起きた際、できるだけ症状をビデオで記録することをお勧めします。発作の起こり始め、発作中の進行状況、発作後の暫くの間(見た目がほぼ正常に戻ったら撮影終了)の3点が重要です。抱っこしたり、覆いかぶさらないようにして、患者さんが見えるように撮影してください。場合によって顔の表情や部分的にケイレンが起きている所はズームイン・アウトを駆使していただけるとより有用です。これらは獣医師にとって非常に重要で、より正確な診断と治療計画を立てるのに役立ちます。ただし、動画だけでてんかんと診断できる正解率は3割以下といわれています。問診の重要性や検査が必要になることは言うまでもありません。

対策7:意識の確認

発作中は、意識の有無をチェックしてください。普段ならいつも反応する(言った人の顔を見るなど)言葉をかけながら経過をみてみましょう。例えば、「ごはん!」、「お散歩っ」、「おやつー!!」、「おかえりなさ~い」などがあると思います。


🐾 ペットのてんかん(けいれん)に関する よくあるQ&A

1. Q: 犬や猫のてんかんって何?どうやってわかるの?

A: てんかんとは、脳内の神経活動が異常になり、反復性の発作(けいれん・意識消失・ふらつきなど)を起こす慢性神経疾患の総称です。診断には、血液検査・神経学的検査・MRIや脳脊髄液検査などを用いることが多く、単発の発作だけでは確定診断になりません。意識消失を伴う反復発作がみられる場合には「てんかん」が強く疑われます。発作が24時間以上空けて2回以上繰り返されていると診断に近づきます。


2. Q: 発作の前兆や典型的な症状ってどんなもの?

A: 発作には前兆があることが多く、落ち着きがなくなる・甘える・隠れる・そわそわするなどの変化がみられることがあります。発作中は全身のけいれん・硬直・泡を吹く・失禁・意識消失などが見られ、持続時間は多くの場合数秒〜数分程度です。ただし 長時間続いたり(例:5分以上)止まらない場合は「てんかん重積状態」と呼ばれる救急状態 で、早急な獣医師対応が必要です。


3. Q: てんかんの原因って何?犬と猫で違うの?

A: 原因は大きく2つに分かれます。

  • 特発性てんかん(MRIなどで明らかな脳病変が見つからないケース)
  • 構造的てんかん(脳腫瘍・脳炎などが原因で発作が起こるケース)
    犬では特発性てんかんが比較的多くみられ、猫は比較的少ないですが、同じく原因の有無で分類します。発作が若年期〜中年期に起こる場合と、高齢で他疾患が関係する場合とで対応が変わることがあります。

4. Q: てんかんは治るの?治療法って何がある?

A: 完治を目指すことは難しい場合が多く、 再発を抑えるための長期的な抗てんかん薬による管理治療が基本 です。薬物療法にはフェノバルビタール、ゾニサミド、レベチラセタムなどが用いられ、発作頻度や副作用の評価を行いながら投薬量を調整します。投薬継続と定期評価が重要で、獣医師との綿密なコミュニケーションが治療成功の鍵になります。

また、生活環境(ストレス、睡眠不足の回避、規則正しい生活リズム)を整えることも発作頻度低下に寄与します。


5. Q: 発作が起きたとき、飼い主さまがすぐやるべき対応は?

A: 発作時は以下ポイントが重要です:

  • 冷静に安全を確保する(周囲の危険物を除去)
  • 発作の開始・終了時刻を記録する
  • むやみに触らず距離を保つ(噛む・引っ掻く可能性があるため)
  • 動画を撮影して獣医師に見せる(発作パターンの判別に有用)
  • 発作後はすぐに獣医師に連絡・受診につなげる

これらの情報は診断・治療の評価に直結します。冷静な観察と発作時の記録が、治療方針決定に有効です。


てんかんは管理可能な疾患であり、獣医師の指導のもとで適切な治療法を見つけることができます。飼い主さまとして、ペットの安全と健康を最優先に考え、獣医師の助言に従うことが大切です。

てんかんの啓発のアニマルパープルデーというサイトがございますので、こちらも覗いてみてください。


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