コラム:自律神経と脳内ホルモンから考える“声と笑顔”の効果

笑顔の看護師

「あなたの笑顔が、ペットにとって一番のおくすりです。そして、あなた自身にも」

アロハオハナ動物病院かもがわ公園小動物クリニック院長です。

いつも当院をご利用いただき、誠にありがとうございます。

今日も、中島先生のメールマガジンを元に、自己肯定感について、お話しさせていただきます。

中島先生の『自己肯定感の教科書』はこちら


声と表情が変わると、心と診療の質も変わる

日々の診療の中で、私は「言葉の内容」以上に大切だと感じているものがあります。
それは 声の出し方と表情 です。

これは飼い主さまとのコミュニケーションだけでなく、スタッフ間の連携、さらには自分自身のメンタルにも大きな影響を与えます。

今日はとてもシンプルで、すぐに実践できる2つのポイントをお伝えします。


① 少しだけ声を大きく、はっきり出す

スポーツ選手が力を発揮する瞬間、自然と声が出ることがあります。
これは偶然ではありません。

声をしっかり出す行為は、自律神経のうち「交感神経」を刺激し、体を活動モードへ切り替えます。
その結果、集中力や反応速度が高まり、パフォーマンスが向上します。

診察前に少し意識して声を出すだけでも、

  • 緊張がほぐれる
  • 説明が明確になる
  • 自信がある印象になる

といった変化が生まれます。

飼い主さまに安心していただくためにも、「聞こえる声」「届く声」はとても大切です。


② 口角を上げて話す

人は「楽しいから笑う」と思いがちですが、実は逆もあります。
笑顔をつくることで、脳内では幸福感に関わる神経伝達物質が分泌されます。

笑顔は、

  • ストレスを軽減する
  • 緊張を和らげる
  • 前向きな感情を引き出す

といった作用があることが知られています。

さらに、動物は人間の表情や声のトーンに敏感です。
穏やかな表情と明るい声は、診察時の動物の緊張緩和にもつながります。


声と表情は「心のスイッチ」

大きな声を出すこと。
口角を上げること。

どちらも特別な準備は不要です。
意識して繰り返すことで「習慣」になります。

気持ちが落ち込んでいる日ほど、
あえて少しだけ明るい声を出してみる。

それだけで、不思議と心の状態が変わっていきます。

診療は技術だけではありません。
安心感、信頼感、そして前向きな空気づくりも治療の一部です。

今日から、声と表情をほんの少し意識してみませんか。

きっと、院内の雰囲気も、ご自身の気持ちも、静かに良い方向へ動き出します。

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