「あなたの笑顔が、ペットにとって一番のおくすりです。そして、あなた自身にも」
アロハオハナ動物病院かもがわ公園小動物クリニック院長です。
いつも当院をご利用いただき、誠にありがとうございます。
今日も、中島先生のメールマガジンを元に、自己肯定感についてお話しさせていただきます。
中島先生の『自己肯定感の教科書』はこちら。

失敗を「次の一歩」に変えるために
動物病院で働いていると、診察や処置、飼い主さまへのご説明など、日々さまざまな判断を求められます。時には「しまった!」と思うような失敗や、もっと良くできたのでは…と感じる出来事もあります。
失敗を受け止めるときの心の反応は、人によって大きく2つに分かれます。
- 「まあ、次はなんとかなるだろう」と軽く流すタイプ
- 「自分はなんてダメなんだ…」と自分を責めるタイプ
前者は前向きで良いように見えますが、原因を振り返らなければ同じミスを繰り返すリスクがあります。後者は反省の気持ちはありますが、自己否定が強すぎると気力が削がれ、前に進む力を失いかねません。
そこで役立つのが「自己認知」のスキルです。
これは、自分の行動や考え方を少し距離を置いて観察し、客観的に捉えることです。冷静に自分を見つめることで、なぜ失敗したのか、どうすれば防げたのかが見えてきます。

失敗を次の成長につなげる3ステップ
ステップ1:気持ちを受け止める
まずは、自分が感じている悔しさや落ち込みを否定せず、そのまま認めます。
そして「なぜ?」「どうして?」と自分に問いかけ、考えられる原因を紙に書き出してみましょう。
たとえば、うさぎの診察で処置がスムーズに進まなかった場合、「保定の方法が適切だったか?」「器具の準備が間に合っていたか?」など具体的に掘り下げます。
ステップ2:逆の視点を探す
次に、その失敗の裏に隠れているポジティブな要素を見つけます。
「結果は良くなかったけれど、飼い主さまに説明は丁寧にできた」「緊急時にも落ち着いて対処できた」など、自分ができた点をあえて探し出すのです。
ステップ3:改善策を考える
最後に、「次はもっと上手くできる方法」を具体的に挙げます。
たとえば、「診察前にスタッフと保定方法を確認する」「器具は前日にチェックしておく」など、すぐに行動に移せるレベルまで落とし込みます。

失敗は、ただ避けるべきものではなく、自分を成長させる材料でもあります。
診療現場での小さな改善の積み重ねが、動物たちの健康や飼い主さまの安心につながります。
大事なのは、失敗を感情だけで終わらせず、具体的な行動に変えていくことです。
動物たちは私たちに言葉で感謝を伝えることはできませんが、元気になった姿が何よりのご褒美です。
そのためにも、私たち自身が「失敗を糧にできる獣医チーム」でありたいですね。
失敗は、診療現場を良くするための「宝の種」です。
一人ひとりが自己認知の習慣を持ち、小さな改善を積み重ねることで、動物たちの治療成績はもちろん、飼い主さまからの信頼も確実に高まります。
当院では、スタッフ全員が日々の診療を振り返り、より良い医療とサービスを提供できるよう努めています。
これからも、動物と飼い主さまの笑顔のために、失敗を恐れず成長し続けます。














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