コラム:「薬剤による急性肝障害」

獣医師と薬剤師

こんにちは、アロハオハナ動物病院かもがわ公園小動物クリニックの院長です。
今日は、動物病院で使うお薬のことについてお話しします。

動物病院では、動物用医薬品以外に、人用医薬品を使う機会が多いです。とくに、いわゆる家畜や犬猫以外の動物用の薬剤はありませんので、エキゾチックアニマルには、そのような各動物用には認可のない薬剤を用いる機会が多いです。

薬剤は一般的に期待している作用を主作用、期待していない作用を副作用としています。この副作用のよく分かっている薬剤とあまり分かっていない薬剤があります。

人医療で重度の急性肝障害が1万人年当たり5件以上発現した薬剤で当院でも使用することがある可能性のあるものを、備忘録という意味も含めて、リストアップしておきたいと思います。

【抗生物質】
 メトロニダゾール(11.8件)、モキシフロキサシン(9.3件)、レボフロキサシン(7.2件)、クラリスロマイシン(6.7件)、アモキシシリン・クラブラン酸(5.4件)、スルファメトキサゾール(5.1件)、シプロフロキサシン(5.1件)

【抗真菌剤】
ケトコナゾール(6.1件)、フルコナゾール(6.0件)

【その他】
クロルプロマジン(12.0件)、プロクロルペラジン(11.6件)、アザチオプリン(7.7件)、カプトプリル(5.8件)

いかがでしたか?薬剤の選択は非常に重要で、特にエキゾチックアニマルの治療には細心の注意が必要です。これからも安全かつ効果的な治療を提供できるよう、最新の情報を共有していきたいと思います。質問や気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談くださいね。

#薬剤
#肝障害

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