最終更新日:2026年1月11日
小鳥が目を閉じている原因とは?眠いだけではない重大疾患と予防策を解説
小鳥が目を閉じている際のリスクと対策に関する解説記事です。鳥が目を細めたり閉じたりする仕草は単なる眠気ではなく、頭部外傷や細菌感染、あるいは眼球内部の炎症や腫瘍といった深刻な病気の兆候である可能性について言及しています。飼い主さまが日常生活で実践できる予防策として、ケージの安全点検や放鳥時の事故防止、さらには飼育環境を清潔に保つことの重要性を説いています。特に異変の早期発見が目を守る鍵となるため、少しでも違和感があれば速やかに動物病院を受診することを強く推奨しています。この記事を通じて、言葉を発せない愛鳥の小さなサインを見逃さないための知識と、適切な医療ケアへのアクセス方法を提示しています。
こんにちは。アロハオハナ動物病院かもがわ公園小動物クリニック院長です。
「うちの鳥さん、片目だけずっと閉じているんです」
「なんだか目を細めて、眠そうにしているけど…」
そんなご相談がとても増えています。
鳥が目を閉じる理由は、単なる眠気だけではありません。ときには、深刻な病気のサインであることもあります。
今回は、「目を閉じる」という症状に隠れた重大な病気を、臨床獣医師の観点から解説し、飼い主さまが注意すべきポイントやご家庭での予防方法をお伝えします。

■ 目を閉じる症状に潜む可能性のある病気とは?
1. 【頭部外傷】── ぶつけた衝撃が目に影響することも
鳥は驚いたときやお部屋に放しているときにケージや壁・ガラス窓にぶつかることがあります。こうした頭部外傷は、眼球そのもののみならず、目の周囲の神経や筋肉にダメージを与えることがあります。
飼い主さまができること:
・放鳥中の事故防止のため、ガラスや鏡にはシールを貼り、カーテンを閉める
・驚きやすい性格の鳥には、急な音や動きに配慮する

2. 【角膜や眼瞼のケガ・感染】── 見た目は小さな傷でも、鳥には大問題
角膜(黒目の表面)や眼瞼(まぶた)に、引っかき傷やケージとの摩擦で小さな損傷ができることがあります。そこから細菌や真菌が入り、感染を起こすと強い痛みを感じ、目を閉じるようになります。
こんな症状に注意:
・涙で目の周りの羽毛が濡れている
・目の周囲が赤い
・目をしょぼしょぼさせている(羞明)
ご家庭での予防法:
・ケージ内のおもちゃや金具に鋭利な部分がないか点検
・定期的な掃除で清潔を保つ

3. 【眼瞼の内側の異物】── 小さなゴミや羽が原因になることも
まぶたの内側に細かいゴミや自分の羽が入り込むことで、不快感や痛みを感じ、片目を閉じることがあります。無理に目をこすったりすると、角膜を傷つけてしまう恐れもあります。
注意点:
・ご家庭でむやみに目を洗ったり、こすったりしない
・できるだけ早く動物病院で眼の検査を受けることが大切です

4. 【ぶどう膜炎や眼球内部の炎症】── 目の奥からくる痛みによる反応
ぶどう膜とは、眼球の内部構造(虹彩・毛様体・脈絡膜)を指し、感染や免疫異常、外傷によって炎症を起こすことがあります。この痛みは強く、鳥は目を閉じたり頭を振ったりして不快感を示します。
ぶどう膜炎が疑われる場合のサイン:
・目が腫れている
・瞳孔が左右で違う
・元気や食欲が急に低下する
ご家庭での対応:
・即時受診が必要な症状です。時間が経つほど視力回復が難しくなります

5. 【眼球周辺の腫瘍】── 見えにくくても進行していることも
鳥にも腫瘍ができます。とくに老齢の鳥では、目に腫瘍ができることで、物理的に目が閉じた状態になることがあります。徐々に症状が進むため、初期では見逃されがちです。
注意すべきこと:
・「なんとなく目が開きにくそう」な違和感を見逃さない
・高齢の鳥は半年〜1年に1回の健康診断を

■ 目を守るために、家庭でできる予防法
- ケージ・おもちゃの安全性を見直す
→ 尖った部分やサビがないか、定期点検を - 生活環境の清潔を保つ
→ ケージ内の糞・羽毛・食べかすの掃除をこまめに - 放鳥中の事故防止を意識する
→ 窓・鏡・テレビなどの反射面は対策を - 異常があったら早めに受診
→ 目のトラブルは早期治療が視力温存の鍵です
■ 最後に|目は命の窓、早期の気づきが大切です
鳥は「痛い」と言えません。だからこそ、小さな変化に気付くことがとても重要です。
とくに「目を閉じている」「いつもと違う顔つき」に気づいたら、それは愛鳥からのSOSかもしれません。
当院では、鳥類の診療にも対応しております。目の異常やご不安があれば、いつでもお気軽にご相談ください。

Q1. 小鳥が目を閉じているのは眠いだけですか?
A. 一時的なリラックスや就寝前であれば問題ないこともあります。
しかし、日中も頻繁に目を閉じる・片目だけ閉じる場合は異常の可能性があります。
元気や食欲の低下を伴う場合は早期受診が必要です。
Q2. 小鳥が目を細めたまま動かないのは病気ですか?
A. はい、体調不良のサインであることが多いです。
感染症、内臓疾患、強い痛みがあると目を閉じてうずくまる行動が見られます。
「静か=落ち着いている」と誤解しないことが重要です。
Q3. 小鳥が片目だけ閉じている場合は大丈夫ですか?
A. 片目だけ閉じる場合、眼球や眼瞼の局所トラブルが疑われます。
外傷、細菌感染、結膜炎、眼球内炎症の初期症状の可能性があります。
放置すると失明リスクがあるため注意が必要です。
Q4. 小鳥が目を閉じて羽を膨らませていますが危険ですか?
A. 羽を膨らませ目を閉じる行動は「体力低下」の典型的サインです。
保温しながらも、様子見で済ませず早急に動物病院受診が推奨されます。
特に小型鳥は急変しやすいため要注意です。
Q5. 小鳥が目を閉じているとき、すぐ病院に行くべきですか?
A. 「元気がない」「食べない」「長時間目を閉じる」場合は即受診が望まれます。
鳥は症状を隠す動物で、気づいた時点ですでに重症なこともあります。
早期診断が視力と命を守る鍵になります。
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