7歳から始めるシニアケア:獣医師がすすめるシニア用ペットフードの選び方

老ネコ

こんにちは、アロハオハナ動物病院かもがわ公園小動物クリニック院長です。

ワンちゃんや猫ちゃんも人と同じように、年齢とともに体や行動が少しずつ変化していきます。
とくに7歳を過ぎたあたりから、「あれ、最近少し変わったかも?」と感じる飼い主さまが増えてきます。

今回は、獣医栄養学の視点から、7歳以上の犬猫におすすめしたい「シニア用ペットフード」について解説します。


年齢とともに見られる行動の変化 5つ

犬猫の加齢サインは、目に見える行動の変化として現れます。代表的なのは次の5つです。

  1. 認知機能の衰え
    名前を呼んでも反応が鈍くなったり、同じ場所でウロウロすることが増えることがあります。
  2. 活動機能の低下
    大好きだったボール遊びや散歩に行きたがらなくなることがあります。
  3. 睡眠パターンの変化
    日中に寝ている時間が増えたり、逆に夜に落ち着かず歩き回ることもあります。
  4. 疲れやすさ
    少し遊んだだけで横になって休んでしまう、息切れしやすいなどの変化も見られます。
  5. トイレの失敗
    今までトイレで排泄できていたのに、粗相をしてしまう機会が増えてくるかもしれません。

これらは自然な老化の一部ですが、食事でサポートすることで進行を緩やかにすることが可能です。
但し、単なる老化だけではなく、病気のサインかもしれませんので、定期的な健康診断は欠かせません。


6歳までと7歳以上では「遺伝子の働き」が変わる

近年の研究で、犬猫は6歳までと7歳以上では、活性化する遺伝子の種類が変わることが分かってきました。
この遺伝子変化に合わせて必要な栄養素も変わり、適切な食餌が健康寿命を延ばす鍵になります。

ここで重要なのが、

  • バランスのとれた原材料の組み合わせ
  • 年齢に合わせた栄養設計

シニア用ペットフードの効果は

ある製品では、30日間与えると約70%の飼い主さまが変化を実感したというデータがあります。

  • 活動量が増える
    毎日のお散歩に積極的になり、遊びの誘いも増えます。
  • 飼い主さまへの注目行動が増える
    アイコンタクトが増え、コミュニケーションが豊かになります。
  • 毛づやが良くなる
    毛繕いが増えて、被毛がつやつやになったと感じる方も多いです。

これは、抗酸化成分・必須脂肪酸・高品質たんぱく質など、シニア期に必要な栄養素をしっかり補える設計のおかげです。


7歳を過ぎたら「食事の見直し」を

犬猫の7歳は、人間でいえば中年からシニアへの移行期。
そして、犬猫の平均寿命を考えると、人生の半分をシニア期として過ごすことになります。
この時期に適切なフードへ切り替えることで、

  • 認知機能のサポート
  • 活動量アップ
  • 被毛や皮膚の健康維持
    が期待できます。

「最近少し元気がなくなったかな?」と思ったら、
ぜひ一度、当院でご相談ください。

飼い主さまとペットが、できるだけ長く、元気で楽しい毎日を過ごせるよう、
食事からできるサポートを一緒に考えましょう。


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