BBQしたい!でも...

肉栄養

これからキャンプやBBQなどを楽しみにしていらっしゃる方へ。「定期的に赤肉、鶏肉、魚を摂取する人において、グリル調理/バーベキュー、オーブン調理、ローストを含む直火や高温調理の使用を避けることが、高血圧リスクの低下に役立つ可能性があることを、われわれの結果は示唆している」と、アメリカの研究者から発表がありました。約3万3,000例の女性、および約5万4,000例の男性について調査した結果、上記の料理を、月に15回を超えて摂取することは、これらの摂取が最も少ない月4回未満のグループと比較して、高血圧リスクが17%上昇することに関連していることが示されました。

グリル調理した食品は、発がん物質となりうる化学物質の生成を引き起こすことが知られています。

「正確な原因は依然として明らかになっていないものの、高温で肉を調理することによって、複素環芳香族アミン(HAA)、多環芳香族炭化水素(PAH)、終末糖化産物(AGE)を含む数種類の有害な化学物質が生成されることを示唆するエビデンスが蓄積されつつあり、化学物質は酸化ストレス、炎症、インスリン抵抗性を誘発することが動物実験で示されている」とのことです。

本試験が因果関係を証明するものではないことを著者らは強調しているものの、同氏は、「それでもやはり本試験は、高血圧におけるグリル調理または高温調理の潜在的役割を浮き彫りにするものである」と述べています。

「われわれの結果は、よく焼いた食品や、グリル調理/バーベキューおよびオーブン調理を含む直火や高温調理の使用を避ければ、高血圧のリスクの低下に役立つ可能性があることを示唆するものである」とも。

同氏は「本試験ではグリルまたは直火調理した野菜の影響については調査していない。今後の研究で、野菜についてもこの関連を調査することは、興味深いことだろう」とも述べています。

また、最近のMedscape slide showにおいて、直火または非常に高温での肉、家禽、魚の調理は、とくによく焼いた場合に、結腸がん、前立腺がん、膵臓がん、胃がん、乳がんを含む、がんリスクの増加と関連するといわれているようです。

みなさん、どうしますか?

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