最終更新日:2025年11月25日
ヨツユビハリネズミは環境・食餌管理と定期健診が健康維持の要
ヨツユビハリネズミは肥満や腫瘍、ダニ症、呼吸器・歯科・皮膚疾患などが多く、環境・食餌管理が健康維持の鍵です。
異常を感じたら早期に動物病院を受診し、定期的な健康チェックを欠かさないことが重要です。
こんにちは。アロハオハナ動物病院かもがわ公園小動物クリニック院長です。
ヨツユビハリネズミとは?
ヨツユビハリネズミは、アフリカ原産の小型哺乳類で、日本ではペットとしても人気があり、最も一般的に飼われているハリネズミの種類です。夜行性で、野生下では単独で暮らしています。
寿命は平均3〜6年、飼育環境や食事管理が良ければ8年近く生きることもあります。
犬や猫に比べると飼育情報が少なく、インターネット上の情報には誤解も多いようですので、正しい知識が欠かせません。
よくみられる病気
海外の獣医学専門誌やエキゾチックペット専門医の報告によると、ヨツユビハリネズミは以下の病気にかかりやすいことが知られています。
1. 肥満
運動不足や高カロリーな食餌が原因で肥満になります。肥満は脂肪肝や糖尿病のリスクを高めます。

2. 腫瘍(特に子宮腫瘍・乳腺腫瘍)
3歳以上の雌個体では腫瘍の発生率が高く、死亡原因の約3〜4割を占めると報告されています。血尿やお腹のしこりがある場合は要注意です。
皮膚病ではありませんが、皮膚にはさまざまな腫瘍ができることがあり、手術をして、切り取ります。

3. ダニ症
皮膚や針に寄生し、痒み・フケ・脱毛を引き起こします。皮膚がカサカサして針が抜けるようなら受診をおすすめします。小さなダニが寄生して、痒みや針の抜け落ちが見られることがあります。見つける前に、部屋じゅう散歩してしまい、ダニだらけになってしまうこともありますので、早めに受診を。

4. 呼吸器疾患
気温や湿度の管理が不十分だと、鼻水・クシャミ・呼吸困難を起こすことがあります。床材の影響もあります。
5. 歯科疾患
歯石や歯周病も少なくありません。食欲不振や口臭が見られたら歯のトラブルを疑いましょう。同時に口の中にも腫瘍が多いことも注意が必要です。
6. 皮膚科疾患
上記のダニも含めて、皮膚疾患も多いです。細菌、真菌(カビ)などの感染症や、場合によってはアレルギーもあるかもしれません。とくに梅雨の時期には、真菌の増殖に要注意です。
原因はよく分かっていませんが、耳先が乾燥してギザギザになってしまうこともあります。

飼育環境のポイント
ヨツユビハリネズミを健康に育てるには、環境作りが非常に大切です。
- 温度:24〜27℃を維持。20℃以下になると冬眠に入り、日本の冬に全く暖房をしないと命の危険があります。
- ケージ:床材を敷き、回し車を入れて運動不足を防ぐ。金網は足を挟む危険があるため避ける。
- 食餌:市販のハリネズミフードを主体に、昆虫や少量の野菜・果物を補助的に与える。
- 給水:自然な飲水行動を考えると、給水ボトルより浅皿がいいかもしれませんので、個体に合わせた管理をしましょう。
健康チェックの方法
- 毎週体重測定・記録
- 毛並み・針の状態の観察
- 糞尿チェック:下痢や血尿は危険サイン
動物病院を受診すべきサイン
次のような症状が見られたら、すぐに動物病院へ相談してください。
- 24時間以上食欲がない
- 出血や血尿
- 腫れやしこりを発見
- 呼吸音がゼーゼーする、鼻水やクシャミが続く
まとめ
ヨツユビハリネズミは小さく愛らしい動物ですが、犬や猫に比べて病気が分かりにくく、早期発見・早期治療がより重要です。特に腫瘍や肥満は命に関わるため、定期的な健康チェックを欠かさないようにしましょう。
「少しでもおかしい」と感じたときは、当院のようにエキゾチックアニマルに対応できる経験豊富な獣医師の診察を受けることをおすすめします。
🏡ヨツユビハリネズミに関するよくあるQ&A
Q1. ヨツユビハリネズミが冬眠したように動かなくなりました。どうすればいいですか?
A1. 低体温の可能性があります。すぐに27℃前後まで保温し、反応がなければ早急に動物病院を受診してください。
Q2. ごはんを食べずに体重が減っています。どんな病気が考えられますか?
A2. 歯の異常、腫瘍、感染症、肝疾患などが疑われる上位です。24時間以上食べない場合は危険です。
Q3. フケが多く、針が抜けています。ダニでしょうか?
A3. ダニの寄生や真菌感染の可能性があります。自己判断せず、皮膚検査を受けましょう。
Q4. メスのハリネズミが血尿をしています。どうすればいいですか?
A4. 子宮腫瘍や膀胱炎が疑われます。出血がある場合は緊急性が高く、早期受診が必要です。
Q5. 自宅での健康チェックはどれくらいの頻度ですればいいですか?
A5. 週に一度の体重測定と、毛並み・糞尿の確認を習慣にしましょう。異常が続く場合は早めに受診を。
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