小鳥の受診前の重要な注意事項とケージの使用について

とり診察

こんにちは、アロハオハナ動物病院かもがわ公園小動物クリニックの院長です。

当院にお越しになる前にたくさんの問診をさせていただいております。

ケージについてもたくさんの情報を頂きます。問診票の記入はたいへんだと思いますが、とても重要ですので省略せずに、しっかり記入してください。

ここでは、小鳥を飼っている方々に、鳥かごの適切な構造と、小鳥を動物病院に連れて行く際に注意すべきポイントについてご説明します。小鳥は非常に繊細なペットであり、そのために健康管理が重要です。この記事を通じて、鳥の飼い主さまが安心して診療を受けられるように、必要な情報を提供いたします。

飼育ケージのサイズと形状

鳥かごを選ぶ際、最も重要な要素の一つはサイズです。鳥が自由に羽ばたけるスペースが確保されているかを確認しましょう。特に小型の鳥であっても、運動不足はストレスや健康問題を引き起こす原因となります。高さも考慮する必要がありますが、横方向のスペースが十分に取れていることが重要です。鳥は横に移動することが多いためです。

鳥かごの形状も重要です。丸型のかごは避けた方が良いでしょう。これは、鳥が落ち着ける隅がなく、常に不安を感じる可能性があるためです。四角いまたは長方形のかごが推奨されます。

素材と安全性

かごの素材は、頑丈であり、鳥がかじっても害がないものを選ぶ必要があります。ステンレススチール製のかごが最も安全で、耐久性も高いです。塗装されたかごは避け、特に有毒な塗料が使われていないことを確認することが重要です。

また、かごのバーの間隔にも注意が必要です。小さな鳥がバーの間に頭を挟んでしまう事故を防ぐため、鳥の種類に応じた適切なバーの間隔を選びましょう。

止まり木の配置

鳥かごの中には、いくつかの止まり木を配置することが重要です。止まり木は、異なる太さのものを選ぶと、鳥の足にかかる負担を分散させることができます。また、自然木を使用することで、鳥が自然に近い感覚を得られ、自分の脚にフィットしたお気に入りの場所を探してくれると思います。ただし、使用する木材が無害であることを確認しましょう。屋外で拾った枝は、要注意です。

水入れと食器の配置

容器の配置も、鳥かご内で重要な要素です。これらはかごの清潔な場所に配置し、鳥が汚さないように工夫しましょう。また、診療時に取り外しやすいよう、簡単に取り外し可能なタイプを選ぶことをお勧めします。

キャリーケージ

受診時には、普段の飼育ケージではなく、小さな簡易ケージに入れてお越しください。持ち運べるサイズであれば、普段の飼育ケージのままで、お連れいただいても構いません。

このようなキャリーがいいと思います。

小鳥が移動中にパニックを起こさないよう、カバーをかけて視界を遮り、暗くすることも効果的です。

そのままだと怖がったりして、羽を傷めたり、脚をはさんでしまう事故の元となりかねません。

寒冷時には、寒さや夜風に当たることを軽減できるかもしれません。

移動時の温度管理

小鳥は寒さや暑さに敏感です。特に移動中の温度管理には細心の注意を払いましょう。夏場や冬場の車内温度は極端に変わりやすいため、事前にエアコンを使って適切な温度に調整しておくと良いでしょう。また、鳥が体温を維持できるようにするため、長時間の移動であれば途中で休憩を取り、状況に応じて対応することが重要です。

移動時の食事

近県からお越しの方は、水や食餌は必要ありません。

それらが、床にこぼれると、排泄物の詳細が分からなくなってしまいます。

診療後のケア

診療後の小鳥の様子にも注意を払いましょう。ストレスによって食欲が減少することがあるため、小鳥が普段通りに食餌を摂っているかを確認してください。また、診療時に何らかの処置が行なわれた場合、その後の経過を観察し、異常が見られた場合はすぐに当院に連絡をしてください。

普段の鳥かごの選び方から受診時の注意点まで、書いてみましたが、いかがでしたか?この記事が飼い主の皆さまにとって役立つ情報となることを願っています。鳥の健康を守るために、日々のケアを大切にしてください。

もし、さらに詳しい情報や相談が必要な場合は、ぜひLINEでご相談くださいね。

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#動物病院 #豊田市 #小鳥

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