焼売・シュウマイ・しゅうまい・玉ねぎ

Cat at the veterinary clinic

玉ねぎの危険性:犬猫の健康に影響を及ぼす食品についての警告

崎陽軒さんで話題になっているシュウマイですが、具材の中には、玉ねぎが含まれることがあります。シュウマイの玉ねぎは私たち人間にとってはマストですが、犬や猫にとっては危険な食べ物の一つです。これは救急獣医師としての立場から、玉ねぎの中毒性、そして注意すべきことについて説明します。

まず、玉ねぎが犬猫にとって有害であることは知られていることが多いような気がしますが、それが含まれた食品も有害であることをご存じない方は一定数いらっしゃるような気がします。

チャットGPTで代表的な玉ねぎ料理を検索してもらうと、次の料理が出てきました。

  1. オムライス:卵で包んだご飯に、ケチャップ味のチキンライスを玉ねぎと一緒に入れて作る人気の洋食料理です。
  2. トンカツ:揚げた豚肉にかけるソースや、キャベツの千切りに添える際に、玉ねぎをみじん切りにして添えられることがあります。
  3. カレーライス:ルウや具材と一緒に煮込まれたカレーには、玉ねぎが欠かせない材料です。
  4. オニオングラタンスープ:玉ねぎをたっぷりと使ったクリームシチューのようなスープで、チーズをトッピングして焼き上げるのが特徴です。
  5. ミートソーススパゲッティ:挽き肉やトマトソースと一緒に炒められた玉ねぎが、スパゲッティに深い味わいを与えます。
  6. 焼きそば:麺と野菜、肉などと一緒に焼かれた焼きそばには、玉ねぎが入ることが一般的です。
  7. タコライス:ライスの上にタコスの具材をのせ、ソースやサラダと一緒に食べるメキシコ料理ですが、玉ねぎが加えられることもあります。
  8. 焼き鳥:串に刺した鶏肉を焼いた料理で、玉ねぎを間に挟んで焼くこともあります。
  9. すき焼き:和風の鍋料理で、牛肉や野菜と一緒に豆腐やうどんと共に煮る際に玉ねぎが使われます。
  10. カツ丼:揚げた豚肉(トンカツ)を玉ねぎと共に特製のたれでかけ、ご飯の上に盛り付けた丼物です

食卓に並ぶなじみがあるものばかりですね。

犬猫と玉ねぎ:摂取の危険性と注意すべき事例

では、玉ねぎの何が中毒になるのでしょうか?玉ねぎに含まれる成分の一つに、犬猫にとって有害な有機チオ硫酸化合物という成分があります。(人では玉ねぎは健康食品としての効果が謳われたケルセチンなどのサプリメントがありますね。)

しかし、犬猫がこの有機チオ硫酸化合物を摂取すると、赤血球が破壊(溶血)されてしまいます。その結果、貧血を引き起こす可能性があります。赤血球は体内で酸素を運ぶ重要な役割を果たしていますので、その破壊は深刻な健康問題につながります。貧血だけではなく、嘔吐下痢などの消化器症状が先発することもありますが、これは玉ねぎというよりも、いつもと違うものを食べたということに由来するのかもしれません。

さらに、犬猫の体内における有機チオ硫酸化合物の分解や排出は比較的遅いため、摂取後しばらくしてからでも中毒症状が現れることがあります。これは、ペットがシュウマイなどの玉ねぎを含む食品を食べた後に、何日も経ってから貧血や消化器系の問題が現れる可能性があることを意味します。

気になるのは、どれくらい食べたら中毒になるのかということですが、いわゆる個体差が大きいという感じで、中毒量に関するしっかりした研究は見たことがありません。

したがって、ペットの飼い主の皆さまは、玉ねぎを含む食品をペットに与えないように注意する必要があります。特に、シュウマイのような調理済みの食品には、玉ねぎが含まれているかいないか分かりませんので、食べてしまったら注意深く確認することが重要です。

経験上、もっとも多いシーンは、飼い主さまが食べていたものが、ワンちゃんの前に転がって行き、とっさに反射的に食べてしまうというものです。

その次が、串に刺さった状態で、串ごと食べてしまうという事故です。この場合には、玉ねぎ、串という二重苦になります。

ペットと玉ねぎ:早急な対処が重要

もしペットが玉ねぎを摂取した可能性がある場合は、できるだけ早く獣医師に連絡し、適切な処置を行なうようにしてください。獣医師はペットの状態を評価し、必要に応じて吐かせたり、輸液を行ったりすることで中毒の影響を最小限に抑えることができます。

要するに、玉ねぎはペットにとって中毒性があり、それを含む料理を摂取すると貧血やその他の健康問題を引き起こす可能性があるため、ペットの飼い主の皆さんは玉ねぎを扱う際には気をつけてください。

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