最終更新日:2026年1月18日
犬嫌いの方を減らす努力
犬の散歩マナーと社会との共生について提言したものです。世の中には犬が好きな層だけでなく、苦手な層やどちらでもない層が一定数存在することを指摘し、排泄トラブルが深刻な摩擦を生んでいる現状を解説しています。特に尿の後始末を水で流すだけで済ませず、シートで吸い取るなどのより深い配慮を求めており、室内排泄への切り替えも一つの選択肢として提案しています。飼い主さまが周囲への不快感を最小限に抑える姿勢を持つことが、結果として愛犬を守り、良好な人間関係を築く鍵になると説いています。獣医師の視点から、散歩の目的を排泄ではなく運動や社会化に置くべきだという、飼育のあり方を提示する内容です。

こんにちは。アロハオハナ動物病院かもがわ公園小動物クリニック院長です。
よく検索される関連キーワードとして、
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があります。
世の中には、「何かを好きな人が2割、嫌いな人が2割、どちらでもない人が6割」という構造があると言われます。これは犬に対しても、ほぼそのまま当てはまります。
犬好きの飼い主さまは、どうしても「周囲も犬が好き」「少なくとも理解があるはず」と無意識に思いがちです。しかし現実には、犬が苦手な人、過去に不快な経験をした人、衛生面を強く気にする人が確実に存在します。そして、声を上げない6割の「どちらでもない人」こそ、日々の散歩マナーによって評価を変える層でもあります。
今回お伝えしたいのは、「犬嫌いの人を説得する話」ではありません。
犬嫌いの人たちが、犬の飼い主に本当は言いたいことを、あえて言葉にします。

犬の散歩で最もトラブルになりやすい問題──排泄マナー
犬の散歩に関する苦情で、全国的に最も多いものの一つが排泄問題です。
犬の糞は持ち帰る。でも尿は?
現在、多くの飼い主さまが犬の糞を持ち帰るようになりました。これは素晴らしい変化です。
一方で、尿についてはどうでしょうか?
・電柱
・ブロック塀
・マンションのエントランス付近
・他人の家の塀や花壇
・きれいに整備された歩道
こうした場所での排尿を、何となく「仕方ないもの」として見過ごしていないでしょうか。

ペットボトルの水は本当にマナーなのか?
「うちはちゃんと水をかけています」
この言葉をよく目にします。しかし、犬嫌いの人たちの視点では、こう受け止められることがあります。
「尿を薄めて、広げているだけでは?」
水をかけることで、
・尿の成分(アンモニアなど)が周囲に拡散する
・においが一時的に減っても、時間が経つと再び臭う
・素材(コンクリート、金属、植物)へのダメージは残る
と感じる人も少なくありません。
もし、自宅の玄関先や、丹精込めて手入れしている花壇に、よその犬が排尿していたらどう思うでしょうか。
「水をかけているから大丈夫」と、心から言える人は多くありません。

犬嫌いの人が感じている「不公平感」
犬嫌いの人たちが特に強く感じるのは、次のような感情です。
・なぜ他人の犬の排泄物を我慢しなければならないのか
・飼っていない側が配慮する前提になっていないか
・犬が好きでないだけで、心が狭いと言われる
ここに追い打ちをかける言葉があります。
「うちの子はペットじゃなくて、家族なんです」
この言葉に対して、犬嫌いの人の中には、こう感じる方もいます。
「家族なら、外で排泄させるのはおかしくないですか?」
感情的な意見ではありますが、決して突飛な考えではありません。

排泄は室内で行うという選択肢
近年、排泄を完全に室内で行うワンちゃんも増えているはずです。
これは、
・マンション暮らし
・都市部での生活
・高齢犬や病気の犬
において、非常に合理的な選択です。
「散歩=排泄」と考えず、
散歩は運動と刺激、排泄は室内
と切り分けることで、多くのトラブルを未然に防ぐことができます。

外で排泄させる場合にできる、現実的な配慮
すべての家庭が、すぐに完全室内排泄へ移行できるわけではありません。
その場合、次のような配慮が重要です。
1. 排泄場所を選ぶ
・人の家の前
・共有スペース
・店舗前
・花壇や植え込み
こうした場所は、できるだけ避けましょう。
2. シーツで吸収してから処理する
排尿時にペットシーツで吸い取ってから水を流すことで、
尿の拡散を大きく減らすことができます。
3. 水は「かける」ではなく「仕上げ」
吸収・回収を行ったうえで、
最後に最小限の水で洗い流す。
これが、現時点で考えうる最も配慮された方法です。

「お散歩は運動」という原点に立ち返る
本来、ワンちゃんの散歩の目的は
・運動
・気分転換
・社会化
です。
排泄が主目的になってしまうと、
・場所選びが雑になる
・周囲への配慮が後回しになる
・トラブルの種が増える
という悪循環に陥りがちです。

犬好きが犬嫌いを増やさないために
犬嫌いの人の多くは、最初から犬が嫌いだったわけではありません。
・何度も排尿された壁
・臭いが取れない玄関前
・注意すると逆ギレされた経験
こうした積み重ねが、「犬も、飼い主も苦手」という感情を生みます。
マナーの良い飼い主が増えれば、犬を嫌いになる人も、確実に減ります。

動物病院として伝えたいこと
私たち動物病院は、犬の健康だけでなく、犬と社会が共存するための在り方も大切にしています。
犬を守ることは、同時に「犬を取り巻く人間関係」を守ることでもあります。
ほんの少しの配慮が、犬と飼い主、そして犬が苦手な人の間にある溝を、確実に小さくします。
犬を愛するからこそ、社会に配慮する。
それが、これからの飼い主に求められる姿勢ではないでしょうか。
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