最終更新日:2026年1月8日
猫用人工血液「ヘモアクト-F™」と腎臓病治療「AIM」 — 2026年最新動向まとめ🩸
猫の医療分野では現在、輸血に代わる人工血液と、慢性腎臓病(CKD)の進行を抑える新しい治療法の研究が大きく前進しています。
猫用人工血液「ヘモアクト-F™」は赤血球の代替となる可能性を示した研究段階の技術で、2026年1月時点ではまだ製品化には至っていません。
一方、CKD治療を目的としたAIM医薬は治験が終了し、2026年春の承認申請が予定されており、実用化が現実的な段階に近づいています。
高齢猫で問題となる腎性貧血の改善にもつながる可能性があり、今後の獣医療を大きく変える研究として注目されています。
こんにちは。アロハオハナ動物病院かもがわ公園小動物クリニック院長です。
猫の2大健康課題として挙げられる「輸血代替」と「慢性腎臓病治療」。
どちらも獣医学の最前線で研究が進み、臨床応用に向けた動きがより現実味を帯びてきています。
高齢ネコでは慢性腎臓病(CKD)による貧血が体調不良をよりひどくしますので、ネコちゃんの飼い主さまには朗報です。早く、現実化して、承認・製品化されるといいですね。
1. 猫用人工血液「ヘモアクト-F™」の研究
中央大学理工学部と宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究グループが、ネコ用の人工血液を開発したという発表がありました。JAXAの結晶生成技術を利用し、ネコの血液中の蛋白質であるアルブミンを結晶化して分析。さらに酸素を運ぶ蛋白質のヘモグロビンをこのアルブミンで包んだ製剤「ヘモアクトF」を合成し、赤血球の代替物となることを確認。この研究は、従来の輸血に替わる獣医療用代替血液の創薬に向けた基盤技術として期待されているものです。
📌 2026年1月の現状
2026年1月時点では「市場投入・正式商品化」についての公式発表や承認情報は公表されていません。研究成果の紹介や学会発表は継続されていますが、実際の臨床応用や販売に至ったという進捗報告は確認できていません。当初の市場投入予定であった2023年は見送られ、その後の承認申請情報は現時点で確認できない状態です。
2. 猫の慢性腎臓病(CKD)治療薬「AIM」:最新プレスリリース
✔︎ 「AIM」とは?
- AIM(Apoptosis Inhibitor of Macrophage) は、マクロファージ(貪食細胞)の機能を助ける血中タンパク質で、体内の死んだ細胞やゴミを除去する役割を担います。
- ネコではこのタンパク質が十分に機能しないため、急性腎不全から慢性腎臓病(CKD)への進行が起きやすいことが報告されています。
📢 2025〜2026年の「AIM医薬」開発進捗
✅ 2026年1月時点で治験が終了し、実用化へ大きく前進したとの報道あり
主要な日本メディア報道によれば、正式な治験は完了し、臨床研究と同等の効果が得られたとして 2026年4月に日本での承認申請を予定しているとされています。これが順調に進めば 2026年内の市場投入も現実的な見込みとの情報です。(ITmedia)
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