ワンちゃん猫ちゃんを飼う前に

疑問相談受けつけ

ペットはいまやコンパニオンアニマル、つまり飼い主さまの伴侶としての位置を確立しています。

長くずっとつきあっていけるかどうか、飼う前によく考えてみてください。

まずは動物の種類を選ぶことから考えなければいけませんね。飼い主さまのライフスタイル、ライフプラン、経済状況など、まず、ご自身の状況を、しっかり見極めてください。

[ライフスタイル]

在宅時間、家族構成、住居

[ライフプラン]

結婚、進学、転勤、介護

[経済状況]

小中型犬で、一生涯300万円という試算もありますが、もう少し具体的に比較してみましょう。

子どもの育児費用

子どもを育てる費用は、多くの変動要素があり、国や地域、家庭の収入、子どもの教育方針などによって大きく異なりますが、日本での平均的な育児費用を示します。

初期費用

  • 妊娠・出産費用:30万〜50万円(健保適用外の部分含む)

年間の費用(乳幼児期〜大学卒業まで)

  1. 生活費:食費、衣料費、住居費、交通費、光熱費など
    • 年額:60万〜120万円(乳幼児期)
    • 年額:120万〜180万円(成長期)
    • 年額:180万〜240万円(大学生)
  2. 教育費
    • 幼稚園・保育園:10万〜30万円/年(公立・私立の違いあり)
    • 小学校:20万〜50万円/年(公立・私立の違いあり)
    • 中学校:30万〜70万円/年(公立・私立の違いあり)
    • 高校:30万〜100万円/年(公立・私立の違いあり)
    • 大学:80万〜150万円/年(国公立・私立、学部の違いあり)
  3. 医療費
    • 年額:1万〜5万円(健保適用、補助金制度利用)

ペットの育成費用(猫・犬)

初期費用

  • 購入費用:1万〜50万円(種類・出所による)
  • 初期準備費用:1万2千〜4万8千円(猫)、1万7千〜4万8千円(犬)

年間の費用

  1. 食費:3万〜12万円(猫)、6万〜18万円(犬)
  2. トイレ用品:1万2千〜2万4千円(猫)、1万2千〜3万6千円(犬)
  3. 健康管理費用:1万5千〜3万円(猫)、2万〜4万円(犬)
  4. その他の費用
    • おもちゃ、ケア用品:3千〜1万円
    • トリミング:6万〜12万円(犬)

生涯費用の比較

子供

  • 0歳から22歳までの育児費用:
    • 初期費用:30万〜50万円
    • 年間費用:60万〜240万円
    • 生涯費用(22年間):1,320万〜5,290万円

  • 平均寿命15年間の総費用:
    • 初期費用:12,000〜36,000円
    • 年間費用:79,000〜204,000円
    • 生涯費用(15年間):1,197,000〜3,096,000円

  • 平均寿命12年間の総費用:
    • 初期費用:17,000〜48,000円
    • 年間費用:160,000〜400,000円
    • 生涯費用(12年間):1,937,000円〜4,848,000円

まとめと考察

  • 子供の育児費用は、最小でも1,320万円、最大で5,290万円と非常に高額です。これは、教育費や生活費が大きな割合を占めるためです。
  • ペットの育成費用は、猫で120万〜300万円、犬で200万〜485万円となり、子供の育児費用と比較すると相対的に低いです。ただし、ペットの費用も家庭の経済状況やペットの健康状態、飼育方針によって大きく変動します。

両者の経済的負担を比較すると、子供の育児が圧倒的に高額であることが分かります。しかし、ペットを飼うことも家庭の予算に対して無視できない負担となるため、飼育前にしっかりとした計画が必要です。

ペット保険料の月額平均は、犬3,169円、猫2,747円で、犬の場合は30代と60代の飼い主が、猫の場合は20代の飼い主が多くお金をかけています。

猫の飼い主さまで、1年間の通院歴は2~3回が多く、治療費で掛った金額で多かったのは5,001~10,000円でした。

また、動物病院を受診した理由で多かったのはワクチン接種などでした。

また、病気で目立っているのは尿石症や猫カゼでした。

定期的に健康診断を受診しているかどうかという質問に対し、1年に1回以上受診していると回答した方は61.7%。そのうち、「1年に1度は受診している」方が70.9%、「半年に1度は受診している」方が29.1%でした。

6割を超える方が定期的にペットの健康診断を受診しているという結果から、健康管理意識の高さがうかがえます。

健康診断を定期的に受診している方に、受診の結果、どのような処置をとられた経験があるかを質問したところ、「病気が見つかり、治療を受けた」経験があるという方が24.4%、「生活や食事の改善指導を受けた」という方が33.7%、「ワクチン接種などの予防的な健康管理の指導を受けた」という方が43.5%にのぼりました。

疾患(症状)別の集計では、「異物の誤飲、誤食」が273件と全体の約14%を占め、「嘔吐」(106件、5.4%)「下痢」(73件、3.7%)、「骨折」(68件、3.5%)が続く結果となりました。

救急で通院した際にかかった費用では、10,000円以上30,000円未満が36.9%と最も多い結果となりました。また、100,000円以上との回答も5.9%見られ、「誤飲・誤食」、「胃捻転」、「骨折」などで内視鏡や、CT・MRI検査、手術に至ったケースでした。

飼う動物の品種も大切です。たとえば、ワンちゃんを飼う場合には、品種によって性格や活動量などがおおよそ決まっています。『愛犬の選び方』(武内ゆかり著)という本は、とても参考になります。

(=^・^=)

 猫ちゃんを飼う前には、キャリーケージを購入してください。天井側が開けられるタイプをご用意してください。前後の扉しか開かないタイプは猫ちゃんが怖がって出てこないときの障害になってしまいます。

大災害時の同行避難にも使いますので、少しだけ大き目のハードタイプのものを選んでください。普段から近くに置いて、中で食餌やおやつなどを与えて、慣らしておきましょう。

愛知のヘソ豊田市周辺の岡崎市、日進市、安城・刈谷市にお住いのコンパニオンアニマルと暮らす飼い主さまへ

当院の獣医師はエキゾチックペット、猫、小型犬などの広範な動物種に対する専門的な知識と豊富な経験を有しております。どんなペットにも信頼できるケアを提供いたします。
つまり、あらゆるペットに対応する総合的な診療を行なうことができます。
どんなお悩みもお気軽にご相談ください。多岐にわたるペットの医療に精通した獣医師が、どのペットにも最適な治療を提供いたします。

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かもがわ公園小動物クリニックは愛知県豊田市役所高橋出張所前のかもがわ公園の近くにございます。

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