こんにちは、アロハオハナ動物病院かもがわ公園小動物クリニックの院長です。
逃げ足速く、隠れ上手なフクロモモンガの治療奮闘記
動物病院ではフクロモモンガはたいていの場合、すばしっこくて、逃げてしまったら、なかなか捕まりません。
また、咬まれないように握ってしまうと、体が小さいので、隠れてしまい、見られない(視診できない)、触れない(触診できない)部分が多くなってしまいます。
そのため大抵のケースでは全身麻酔が必要になります。
飼い主さまと信頼関係を築き、愛されペットに癒やしの触れ合い:フクロモモンガの受診前に重要な体重測定
しかし、ご自宅では、飼い主さまには、よく馴れていて、素手で触ることができることもあります。
単独飼育の場合には、ご家族を群れの一員として見てもらい、運動のことも考えて、滑空させてあげられるといいですね。
呼んだら、飛んでくるって、可愛いですよね。
そこで、獣医師からのご提案です!!
受診前には体重測定をぜひ実施してきてください。
①1g単位(「最小表示1g」)で測れるデジタルキッチンスケールをご用意ください。

②プラケースやハンモックなどの容器をご用意いただき、あらかじめ、その重さを量っておいてください。あるいは、その容器を載せてからスイッチをONにしてください。
③容器にフクロモモンガを入れて、容器ごと重さを量ってください。
④容器の重さを引いた重さが、フクロモモンガの体重ですので、これを記録してください。

◎体重が分かれば、たとえ触れなくても、お薬を処方させていただける場合がございます。
おやつの魔法:フクロモモンガの健康診断とお薬投与の秘訣
これなら絶対食べるというテッパンのおやつも探しておきましょう。
これは1つは食欲不振の際に、普段の主食は食べないが、このおやつなら食べてくれるのか、これさえも食べないほどの重症度なのか、判断のバロメーターになります。
もう1つの目的は、お薬を混ぜて与えることができる可能性があるからです。ゼリーだとかネクターだとかが、適していますね。
普段から「おやつ」を与えることは、個人的には必要ないと考えていますが、上記の2つの目的があるので、お迎えしてからは、いろいろなものを試しておかれることをお勧めします。

この写真のように、おやつを見せると近寄って来てくれる個体には、捕まえなくてもケージに掴まらせることで、普段見えないお腹をチェックすることができます。
男の子であれば、陰嚢、とくに去勢手術後のチェック、ペニス脱、分泌腺の状態を観察できます。
女の子であれば、育児嚢の入り口のチェックができます。
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愛知のヘソ豊田市周辺の岡崎市、日進市、安城・刈谷市にお住いのフクロモモンガの飼い主さまへ、
当院の獣医師はエキゾチックペット、猫、小型犬などの広範な動物種に対する専門的な知識と豊富な経験を有しております。どんなペットにも信頼できるケアを提供いたします。
つまり、あらゆるペットに対応する総合的な診療を行なうことができます。
どんなお悩みもお気軽にご相談ください。多岐にわたるペットの医療に精通した獣医師が、どのペットにも最適な治療を提供いたします。注文は多いけど日本一面倒をよく見てくれる動物病院を目指しています。
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