最終更新日:2026年6月22日
シニア期のペットは7歳から半年ごとの健診と食事・運動管理が寿命と QOL を守る鍵です。
愛知県豊田市のアロハオハナ動物病院によるこのガイドは、7歳を目安にシニア期を迎える犬や猫の健康管理について詳しく解説しています。加齢に伴い増加する腎臓病や心臓病、関節炎などの病気は初期症状が分かりにくいため、半年に一度の定期健診や日常的な体重・口腔ケアが推奨されています。また、認知症のサインや食事管理、運動の工夫についても触れ、ペットの生活の質(QOL)を維持するための具体的なアドバイスを掲載しています。専門的な知識を持つ獣医師が、飼い主さまの早期発見と細やかな配慮が愛犬・愛猫の長寿に直結することを説いています。病院は完全予約制を導入しており、エキゾチックアニマルを含む幅広い動物種への総合的な診療を提供していることが紹介されています。
こんにちは、アロハオハナ動物病院 かもがわ公園小動物クリニック院長です。
愛知県豊田市でも、「うちの子、最近元気がない」「水をよく飲むようになった」というご相談が年々増えています。 じつは、これらのサインはシニア期に多い腎臓病・心臓病・関節炎の初期症状である可能性があります。 問題は、ペットは痛みや不調を言葉で訴えられないこと。そして、症状が目に見えるころにはすでに病気が進行していることが少なくないという現実です。
私はエキゾチックアニマルから犬・猫まで幅広く診ていますが、シニア期の診療でつくづく感じるのは「もう少し早く来てくれていたら」という場面の多さです。 このガイドでは、シニア期とはいつから始まるのか、どんな病気に注意すべきか、毎日のケアで何ができるかを、獣医師の視点から丁寧にお伝えします。 愛する家族(”Ohana”)が少しでも長く、元気でいられるように。ぜひ最後までお読みください。
高齢期の犬猫の健康管理

1. シニア期とは?ペットのライフステージを知る
シニア期は一般的に小型犬や猫が7歳を超えた頃から始まります。この段階では、代謝が低下し、免疫力も衰え始めます。ペットのライフステージを正しく理解することは、適切なケアを提供するための第一歩です。シニア期には、今までのの生活習慣や健康管理を見直し、ペットがより快適に過ごせるようサポートすることが重要です。

2. シニア期に多い疾患とその症状
シニア期に発生しやすい代表的な疾患には以下のようなものがあります:
- 関節炎: 動きたがらない、階段の上り下りを嫌がる。
- 腎疾患: 水を大量に飲む、尿量が増える。
- 心臓病: 咳をする、運動を嫌がる。
これらの疾患は、早期発見が治療の鍵となります。飼い主さまとして異常を見逃さないよう、日常的な観察を欠かさないことが大切です。

3. 食事管理の工夫
高齢ペットには消化が良く、栄養バランスに優れたフードが必要です。例えば、関節炎予防にはグルコサミンやコンドロイチンを含むフードが役立ちます。また、腎臓に負担をかけない低タンパク質のフードを選ぶことも検討してください。手作りフードを取り入れる場合は、栄養学的な専門知識と調理時間に余裕がある方のみが選択できると考えています。

4. 運動とリハビリの重要性
適度な運動は、シニア期のペットにとって筋肉を維持し、健康を保つ重要な手段です。例えば、短時間の散歩や室内での軽いエクササイズが効果的です。また、関節の負担を減らすために、柔らかいマットを敷いた環境で運動を行なうと良いでしょう。リハビリテーションが必要な場合は、専門家の指導を受けることをおすすめします。

5. 定期的な健康診断の必要性
シニア期には、健康診断を定期的に受けることが重要です。理想的には半年に一度のペースで行うべきです。これは人で2年に1回の定期健診を受ける頻度に相当します。血液検査や画像診断を活用することで、病気の早期発見が可能になります。とくに腎臓や心臓の疾患は進行が早いため、定期的なチェックで健康状態を把握することが飼い主さまの役割です。

6. シニア期の口腔ケア|歯周病が全身に影響する理由
3歳以上の犬猫の約8割が歯周病予備軍といわれています。 シニア期になると歯周病がさらに進行し、歯の痛みで食欲低下につながることもあります。 さらに怖いのは、口腔内の細菌が血流に乗って心臓・腎臓・肝臓に炎症を起こすリスクがあること。 歯のケアは「見た目の問題」ではなく、全身の健康に直結しています。
日常でできること
・毎日の歯磨き(ペット用歯ブラシ・歯磨きジェル使用)
・デンタルガム・デンタルシートの活用
・年1回以上の歯科検診(麻酔下スケーリング)
「歯磨きを嫌がる」というお悩みも多いですが、慣らし方のコツがあります。 ご相談いただければ、当院でも丁寧にサポートします。→こちらもご覧ください

7.体重管理とBCSチェック|太りすぎ・やせすぎに早く気づくために
シニア期のペットの体重変化は、病気のサインであることが少なくありません。
・急に体重が減った → 腎臓病・甲状腺機能亢進症(猫)・腫瘍など
・体重が増え続ける → 甲状腺機能低下症(犬)・運動不足・クッシング症候群など
BCS(ボディコンディションスコア)とは
1〜9段階でペットの体型を評価する指標です(1~5という方法もあります)。 理想は4〜5。ご家庭では以下のポイントを確認してください。
・肋骨を触ったとき、うっすら感じられる(太すぎない)
・腰のくびれが横から見てわかる
・お腹が地面に向けて垂れていない
月に1回、体重計に乗せる習慣をつけるだけで、異変の早期発見につながります。

8. シニア期の認知症(認知機能不全症候群)|夜鳴き・徘徊は「年のせい」ではない
犬も猫も、高齢になると認知症(認知機能不全症候群=CDS)を発症することがあります。 「年を取ったから仕方ない」と諦めてしまう方が多いのですが、適切なケアで症状の進行を遅らせることが可能です。
主な症状
・夜中に鳴き続ける(夜鳴き)
・同じ場所をぐるぐる回る(徘徊)
・トイレの場所を忘れる
・名前を呼んでも反応しない
・昼夜逆転する
できること
・規則正しい生活リズムを維持する
・認知症に有効なサプリメント(DHA・EPA・抗酸化成分など)の活用
・感覚刺激(においをかがせる、軽い遊びなど)で脳を使う
・重症化する前に動物病院へ相談する
「うちの子、最近なんかおかしい」と感じたら、まずはご相談ください。

9. シニアペットの痛みのサイン|見逃しやすいSOSに気づくために
ペットは本能的に痛みを隠す習性があります。 特に猫は痛みを表に出さないことで有名です。
見逃されやすい痛みのサイン(犬・猫共通)
・グルーミングが減った・増えた(猫)
・抱き上げようとすると鳴く・逃げる
・特定の姿勢を嫌がる
・食欲がある日とない日がある
・じっとしていることが増えた
・表情が乏しくなった
痛みを我慢しているペットに対して、飼い主さまにできることは「変化に気づくこと」だけです。 「いつもと少し違う」と感じたら、それが受診のサインです。 当院では、痛みの評価スケール(ペインスコア)を用いて、見えにくい痛みを丁寧に評価しています。

10. 飼い主さまとしての心構え
シニア期のペットと向き合うには、飼い主さまが心の準備を整えることも必要です。加齢による変化を受け入れ、ペットが快適に過ごせるよう環境を整えることが愛情の表れです。ペットとの時間を大切にしながら、日々のケアを丁寧に行ないましょう。

よくあるご質問(Q&A)
Q1. 犬や猫のシニア期はいつから始まりますか?
A. 小型犬と猫は一般的に7歳前後から、大型犬は5〜6歳ごろからシニア期とされています。ただし個体差があるため、7歳を迎えたら獣医師に相談してシニアケアを始めることをおすすめします。
Q2. シニア犬・シニア猫の健康診断はどのくらいの頻度で受けるべきですか?
A. 半年に1回が理想です。これはペットの1年が人の4〜5年に相当するためで、半年に1度のチェックで病気の早期発見が高まります。
Q3. シニア期に特に気をつけるべき病気は何ですか?
A. 犬では心臓病・関節炎・クッシング症候群、猫では慢性腎臓病・甲状腺機能亢進症・関節炎が特に多いです。いずれも早期発見・早期治療が予後を大きく左右します。
Q4. 老犬・老猫に適したフードの選び方を教えてください。
A. 消化が良く、年齢・体重・疾患に合わせた栄養バランスのシニア用フードを基本に選びます。腎臓病がある場合はリン・タンパク制限食、関節炎にはグルコサミン配合フードが有効です。必ず獣医師にご確認ください。
Q5. 夜中に鳴き続けるようになりました。何かの病気ですか?
A. 認知症(認知機能不全症候群)の可能性があります。夜鳴き・徘徊・昼夜逆転はシニア期の犬猫に多い症状で、「年のせい」と放置せず、早めにご相談ください。
Q6. 水をよく飲むようになったのですが大丈夫ですか?
A. 多飲・多尿は腎臓病・糖尿病・クッシング症候群・子宮蓄膿症(未避妊の場合)などのサインである可能性があります。早めに受診し、血液・尿などの検査を受けてください。
Q7. シニアペットの歯磨きは必要ですか?
A. はい、非常に重要です。歯周病は口の中だけでなく、心臓・腎臓・肝臓にも影響を与えることがわかっています。毎日の歯磨きと、定期的な歯科検診を組み合わせることをおすすめします。
Q8. シニア犬・シニア猫の散歩や運動はどう変えればいいですか?
A. 距離や時間を少し短くし、無理のないペースで続けることが大切です。関節への負担を減らすため、舗装された平坦な道を選ぶ・滑りにくい床環境を整えるなどの工夫も有効です。
Q9. 体重が急に減ってきました。受診すべきですか?
A. はい、すぐに受診してください。シニア期の急激な体重減少は、腎臓病・腫瘍・甲状腺機能亢進症(猫)など重大な疾患のサインである場合があります。早期発見が治療の選択肢を広げます。
Q10. 豊田市でシニアペットを診てもらえる動物病院はどこですか?
A. アロハオハナ動物病院 かもがわ公園小動物クリニック(愛知県豊田市東山町2-3-12)では、シニアクリニックを設けており、犬・猫・エキゾチックアニマルのシニア診療に対応しています。完全予約制で、LINEからご予約・ご相談いただけます。岡崎市・みよし市・刈谷市・名古屋市など近隣地域からも多くお越しいただいています。
「シニアペットを安心して丁寧に診てもらえる病院」を探すあなたへ
小動物専門・エキゾチック対応のシニアクリニック、行動診療科、エキゾチックアニマル診療科のある当院では、皆さまのご協力のおかげで完全予約制を維持できております。本来最も時間のかかる問診票を、お時間のあるご自宅でゆったり確実に記入していただいています。そのため、本質的なお話の時間を取ることができています。それでもお話・ご質問があるという場合にも、LINEで完全にフォローさせていただいております。大切なご家族(”Ohana”)のことですから、一人の信頼できる獣医師に診てもらいたいですよね。LINE初診予約、ご相談や健康チェックもお気軽にどうぞ。
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アロハオハナ動物病院 かもがわ公園小動物クリニックは水曜休みですが土日祝日はやっています!
愛知のヘソ豊田市周辺の岡崎市、日進市、安城・刈谷・名古屋市にお住いのシニアペットの飼い主さまへ
当院の獣医師はエキゾチックペット、猫、小型犬などの広範な動物種に対する専門的な知識と豊富な経験を有しております。どんなペットにも信頼できるケアを提供いたします。
つまり、あらゆるペットに対応する総合的な診療を行なうことができます。
どんなお悩みもお気軽にご相談ください。多岐にわたるペットの医療に精通した獣医師が、どのペットにも最適な治療を提供いたします。注文は多いけど日本一頼りになる動物病院を目指しています。
かもがわ公園小動物クリニックは愛知県豊田市役所高橋出張所前のかもがわ公園の近くにございます。
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愛知県豊田市東山町2-3-12
TEL:0565-79-2998(夜間救急のみ稼働)
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診療時間:8:00〜21:00(外来休診時間あり、水曜休診)
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