猫の糖尿病|症状・原因・治療・予防を獣医師が解説🐱

ネコの糖尿病について

最終更新日:2026年3月9日

「愛猫の未来を守ろう!糖尿病予防のために今できること」

愛知県豊田市にあるアロハオハナ動物病院が提供するこの記事は、猫の糖尿病に関する包括的なガイドです。主な内容として、過度な飲水や多尿といった初期症状から、食事療法やインスリン投与などの治療法までが詳しく解説されています。特に、肥満が発症リスクを大幅に高める要因であると指摘し、適切な体重管理や生活習慣の見直しによる病気の予防を推奨しています。また、早期に適切なケアを行うことで症状が改善(寛解)する可能性についても触れられています。飼い主さまが日頃から愛猫の些細な変化に注意を払い、定期的な健康診断を受けることの重要性を説く啓発的な内容となっています。

こんにちは。アロハオハナ動物病院かもがわ公園小動物クリニック院長です。

猫は私たちにとって家族の一員です。その愛らしい姿や優れたパートナーシップは私たちにとって何よりも貴重です。

しかし、近年、猫たちの健康問題が増えてきています。その中でも特に注意が必要なのが肥満に関連した糖尿病です。

猫の糖尿病は、高血糖が長期間続くことによって引き起こされる病気です。

この病気は進行性であり、早期の予防と管理が必要です。

あなたの愛猫を糖尿病から守るために、今からできることをご紹介します。

猫の糖尿病の主な症状

  • 水を異常にたくさん飲む(多飲)
  • 尿の量が増える(多尿)
  • 食欲があるのに体重が減る
  • 元気がなくなる
  • 後ろ足がふらつく(糖尿病性神経障害)

猫の糖尿病の治療

猫の糖尿病では主に以下の治療が行われます。

  • インスリン注射
  • 内服
  • 食事療法
  • 体重管理
  • 定期的な血糖モニタリング

猫では適切に管理すると寛解(インスリンが不要になる)ケースもあります。

早期発見のポイント

以下の変化に気付いたら受診をおすすめします。

  • 水を飲む量が増えた
  • トイレの回数が増えた
  • 体重が減ってきた
  • 元気がない

糖尿病は早期治療で予後が大きく変わる病気です。

適切な食事管理

猫の健康はバランスの取れた食餌から始まります。低炭水化物で高タンパク質の食餌は、猫の血糖値を安定させるのに役立ちます。

定期的な食事のスケジュールを作り、適切な食事量を提供しましょう。

定期的な運動

適度な運動は猫の健康に欠かせません。猫が自然な運動を楽しめるように、適切な環境を提供しましょう。遊び道具やキャットタワーを使って、猫の活動レベルを高めることが重要です。

体重管理

肥満はリスク増加因子の1つです。

適正体重の猫ちゃんに比べて肥満猫ちゃんは糖尿病になる確率がなんと4倍にも。

3カ月毎の体重チェックに受診し、必要に応じて食事や運動を調整しましょう。

定期的な健康チェック

病院での定期的な健康診断は、猫の状態を把握するために重要です。早期の病気の兆候を見つけるために、毎年の血液検査をお勧めします。

こちらのHills社の動画がご自宅での糖尿病猫ちゃんの適切な管理に参考になります。


猫の糖尿病Q&A

Q. 猫の糖尿病は治りますか?
A. 早期治療と体重管理により、インスリンが不要になる寛解例もあります。

Q. 猫の糖尿病の原因は?
A. 肥満、加齢、運動不足などが関係しています。

Q. 猫が水をよく飲むのは糖尿病ですか?
A. 糖尿病や腎臓病の可能性があります。

Q. 猫の糖尿病は何歳くらいで多いですか?
A. 中高齢猫で多くみられます。

Q. 糖尿病の猫はどのくらい生きられますか?
A. 適切な治療により長期間生活できる例も多くあります。


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