対象動物

犬(ワンちゃん、Dog)・・・

入院室の関係から7kg以下の小型犬に限ります
【対象の種類】
トイ・プードル、 チワワ、
ミックス(雑種、体重7kg未満)、
ミニチュア・カニーンヘンダックスフンド、
ポメラニアン、 マルチーズ、
ミニチュア・シュナウザー、
フレンチ・ブルドッグ、
ヨークシャー・テリア、パグ、
シー・ズー、パピヨン、
ジャック・ラッセル・テリア、
ミニチュア・ピンシャー、
ビション・フリーゼ など

【成犬の病気について】
外耳炎、皮膚炎(とくにアトピー)、膀胱結石による排尿障害など、飼い主様に発見してもらえる病気はたくさんあります。
食事管理が重要な病気です。

その一方で、心臓病、肝臓病、腎臓病は症状が特異的ではないので、健康診断で早期発見することが重要です。

【子犬の病気について】
未だに寄生虫がはびこっています。
散歩に行けばマダニが付くこともあります。
フィラリア、外部寄生虫(皮膚に寄生)、内部寄生虫(胃腸に寄生)に有効なオールインワンタイプがあり、比較的簡便に予防ができ、ほとんどの方がご利用されています。

飼育開始当初の子犬では低血糖症が多いです。様子を見ずに救急救命外来をご利用いただき、できるだけ早く処置することが大切です。

【歯周病について】
なかなか歯磨き習慣がないので、歯周病はほぼみんなかかっています。
歯だけでなく、全身にダメージを与えます。
人とちがって、全身麻酔をかけて行わなければ、治療ができません。
間違った歯周ケアをされている方もいらっしゃるので、ぜひ当院にご相談ください。

【老犬の病気について】
早期の避妊手術のおかげで、乳腺腫瘍の発生は激減しました!
しかし、小型犬の心臓病の代表格である僧帽弁閉鎖不全症は高い発生率のままです。
長期間の内服・ケア・検査を継続する必要があり、しばしば救急外来を受診していますので、飼い主様の負担が大きな病気といえます。
人同様、ロコモティブシンドロームも多く、慢性的に徐々に進行しますので、QOLを落とさないケアが必要になります。